操作ログ検索ポイント詳細機能

概要

操作ログはポイント名を一覧に表示します。つまり、操作ログを使用する場合は、上下限設定値のエリアや積算値のエリア にも、ポイント名称が必要になります。この時、名称毎に詳細を含めていては、名称変更が煩雑になります(例を参照)。 これを解消する為に、Ver.2.0.22でポイント名称 + ポイント詳細による表示を可能にしました。

初期値ではポイント詳細を使用しない設定なので、この機能を有効にする時は/resources/Preferences.xmlに以下を追加してください。

<!-- 操作ログ検索一覧でポイント詳細を使用する -->
<property key="/server/operationlog/prefix" value="true"/>

例.

ポイント名称のみの場合(上下限設定値)
ポイントIDポイント名称(変更前)ポイントIDポイント名称(変更後)
1ポイント1 上限ON1ポイント2 上限ON
2ポイント1 上限OFF2ポイント2 上限OFF
3ポイント1 下限ON3ポイント2 下限ON
4ポイント1 下限OFF4ポイント2 下限OFF

この様にポイント1をポイント2に変更する場合に、4つのポイント名称(ID1〜4)を変更しなければなりません。

ポイント名称とポイント詳細の場合(上下限設定値)
ポイントIDポイント名称(変更前)ポイント詳細ポイントIDポイント名称(変更後)ポイント詳細
1ポイント1上限ON1ポイント2上限ON
1ポイント1上限OFF1ポイント2上限OFF
1ポイント1下限ON1ポイント2下限ON
1ポイント1下限OFF1ポイント2下限OFF

ポイント詳細はitem_tableのmessage_idで指定する為、ポイント名称から独立しています。 この様にすることでポイント名称1点(ID1)を変更するだけでよくなります。詳しい設定方法は次項を参照ください。

point_table, item_tableとmessage_idの設定

各テーブルの設定

point_tableは今までどおりに、item_tableは入力設定値ポイント等にmessage_idを設定し、message_table に表示させるポイント詳細を設定します。操作ログを出力する際に、message_idで突合せて、存在すればmessageを ポイント詳細列に表示します。

ポイント詳細を設定する際には、必ずmessage_table.typeを0にして下さい。

point_table
+-------+---------+----------------------+-----------+
| point | unit    | name                 | unit_mark |
+-------+---------+----------------------+-----------+
|     1 | AHU-1-1 | 1F A室 空調機        |           |
+-------+---------+----------------------+-----------+

item_table
+-------+----------+-----------------+------------+
| point | provider | holder          | message_id |
+-------+----------+-----------------+------------+
|     1 | P1       | D_500_BcdSingle |          1 |
|     1 | P1       | D_501_BcdSingle |          2 |
|     1 | P1       | D_502_BcdSingle |          3 |
|     1 | P1       | D_503_BcdSingle |          4 |
+-------+----------+-----------------+------------+

message_table
+------------+------+---------+
| message_id | type | message |
+------------+------+---------+
|          1 |    0 | 上限ON  |
|          2 |    0 | 上限OFF |
|          3 |    0 | 下限ON  |
|          4 |    0 | 下限OFF |
+------------+------+---------+

この様に上下限の設定値を設定した場合、操作ログ一覧ではD_500_BcdSingle〜D_503_BcdSingleはそれぞれ

日時IPユーザー変更前変更後ポイント記号ポイント名称ポイント詳細
2006/01/01 00:00:00192.168.0.1user10.025.0AHU-1-11F A室 空調機上限ON
2006/01/01 00:01:00192.168.0.1user10.020.0AHU-1-11F A室 空調機上限OFF
2006/01/01 00:02:00192.168.0.1user10.010.0AHU-1-11F A室 空調機下限ON
2006/01/01 00:03:00192.168.0.1user10.015.0AHU-1-11F A室 空調機下限OFF

のように表示されます。