FFU操作画面TIPS

シンボルの作成方法

FFUの操作画面を構成する時に、

FFU操作状態シンボル

のようなシンボルを使うと思います。中の○は状態を表し、台座になっている部分は、発停操作のシンボルです。 このシンボルを生成する時に、

  1. 台座
  2. 状態1
  3. 状態2

のように重ねてしまうと、手のひらカーソルを使用する場合に、台座の部分のみ手のひらカーソルで、 状態nのところでは通常カーソルに戻る、という定義方法になってしまいます。

そこで、状態n上でも手のひらカーソルになるシンボルの定義方法として、 次の2種類を紹介します。どちらを使用しても問題ないですが、私からはページ定義が簡潔になる、1の方法をお勧めしておきます。

  1. 各色の○のimagesymbolと○の部分を透明色*1にした台座のimagesymboleditableを使用する。
    <f11:imagesymboleditable value="/images/FFUB2.png" x="0" y="0" dlgname="0">
      <f11:destination buttontext="投入">
        <f11:fixeddigital provider="P1" holder="D_1900100_Digital"/>
      </f11:destination>
    </f11:imagesymboleditable>
    
    <f11:imagesymbol value="/images/FFU_G.png" x="2" y="12">
      <f11:if value="P1_D_1900000_Digital">
        <f11:property value="/images/FFU_R.png"/>
      </f11:if>
    </f11:imagesymbol>
    
  2. 各色の○のimagesymboleditableと台座のimagesymboleditableを使用する。 台座の○部分を透明色にすると、シンボルの貼り付け順に気を使わなくてよくなります。
    <f11:imagesymboleditable value="/images/FFU_G.png"x="2" y="12" dlgname="0">
      <f11:destination buttontext="投入">
        <f11:fixeddigital provider="P1" holder="D_1900100_Digital"/>
      </f11:destination>
      <f11:if value="P1_D_1900000_Digital">
        <f11:property value="/images/FFU_R.png"/>
      </f11:if>
    </f11:imagesymboleditable>
    
    <f11:imagesymboleditable value="/images/FFUB2.png" x="0" y="0" dlgname="0">
      <f11:destination buttontext="投入">
        <f11:fixeddigital provider="P1" holder="D_1900100_Digital"/>
      </f11:destination>
    </f11:imagesymboleditable>
    

使用グラフィック

○のPNG○のPNG○のPNG
台座のPNG台座のPNG

*1 透明色は「The Graphics ペイント」の場合、消しゴムツールでドットを消すことで表現できます。 その他各お絵かきソフトでは、操作が異なるかもしれません。

FFUシンボル以外

透明のeditableを前面に持ってくるTipsはFFUシンボルに限ったものではありません。

  1. editableシンボルのpropertyを直接変更して点滅させている。
  2. 平面図でシンボルを直接クリックするような画面設計

上記のようになっている場合、シンボルが点滅して消えている間は、システムはマウスクリックを 感知することが出来なくなります。そこで、透明のeditableを前面に持ってきて、後方で状態変化の表示 をする方法で解決することが出来ます。


FFU操作画面TIPS; 2006-03-20日更新;
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