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[bfree-prj 217] Re: Mozilla.orgの顛末の日本語訳




隆一です。


私が Shoji さんにお聞きしたいのは、一点だけ、

「敵としての」商用 OS が Linux の発展の要素に必要だったか、であるとす
れば、それは何故?

です。

GNU のようにフリーでないソフトウェアに対抗するという理由でスタートした
プロジェクトならともかく、Linux は、「敵としての」商用 OS があったから
発展してきたというのは、私には理由として考えにくいのです。



From: Yasushi Shoji <yashi@yashi.com>
Subject: [bfree-prj 209] Re: Mozilla.org の顛末の日本語訳
Date: Fri, 07 May 1999 18:51:59 -0400
Message-ID: <19990507185159R.yashi@yashi.com>


...[snip]...

> > > 「sun os, win, or macなんて使いたくないぞ〜」と彼らが思っていたとしても
> > > それほど不思議ではないと思いますけど。
> > 
> > そうかなぁ?
> > Linux がソースをオープンにしていたから、支持されたということは正しいと
> > 思います。しかし、それらの支持者が「sun os, win, or macなんて使いたく
> > ないぞ〜」という理由で Linux を使うようになったかどうかは疑問です。
> 
> user的視点ではなくて、hack(または勉強)するための OSとしてなら
> 十分に考えられませんか?
> # 現在ではなくて、linuxが出始めたころです。

OS を作りたい(あるいは改造したい)と考えて Linux をインストールするとい
うのは十分考えられますよね。最初の頃の Linux を考えると、OS の勉強用く
らいしか使えなかったですし。

で、私は、その選択をしたときに「sun os, win, or macなんて使いたくないぞ〜」
と考えてはいないと思うのです。というか、他の OS がソースを公開していな
い、*から* Linux を選ぶとは思えないのです。


> linuxが世の中に出た時は linuxがマスコミに取り上げられることなんてもちろん
> なかったはずです。そんなときに、「linuxを使いたいから」と言うには
> 「流行り」以外になにかの理由があるはずですよね。それの1つに、
> 「敵」としての close souce OS/商用 OSがあると思ったわけですが。

Linux というソースを公開し、自由に変更していいという OS があって、OS 
をいじりたい(勉強したい)という人が、Linux をインストールしてみたという
理由で十分だと思いますが。


> 隆一さん自身も
> From: Naitoh Ryuichi <night@bfree.rim.or.jp>
> Subject: [bfree-prj 196] Re: Mozilla.org の顛末の日本語訳
> Date: Thu, 06 May 1999 11:11:08 +0900
> 
> > (むしろ、最初は Minix 対抗の意識の方が強かったかも……)
> と、対抗 OSを上げてるではないですか。

えー、この文を見て、Minix 対抗の意識があるから Linux が発展したとどう
して読めるんですか?

それと、Minix の対抗の意識にしても、Minix が close な OS (?) だったか
らではなく、タネンバウムの Linux についての発言への反発の方が強かった
でしょう。
仮に Minix が完全にフリーな OS だったとしても、Minix への対抗意識は茅
生えたと思えますよ(実際、Minix は限定つきながらソースは公開していたわ
けですし)。


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内藤隆一 (rnaitoh@st.rim.or.jp)