[b-free: 169] Re: Long name

内藤 隆一 (GGC00661@niftyserve.or.jp)
Mon, 20 Mar 1995 23:21:00 +0900

隆一です。

B-Free メイリングリストの皆さん、こんにちは。

3週間ほど前のメイルへのレスになってしまいますが。

>> On Wed, 01 Mar 1995 23:06:00 +0900, NBG02447@niftyserve.or.jp said:

> 大島です。

> 以前、ミーティングにおいて、B-Free Standard File Systemでは、長い実身名
> を使用可能とするという話がありました。

はい。
少なくとも POSIX 程度の 256 文字(512 バイト?)は欲しいですね。
長いファイル名をサポートする時の問題点としては、BTRON1 の仕様ではファ
イル名の *最大長* というのが決めうちになっているものがあるということで
すね。
これらについては、ファイル名の最大長を表に出さないような、仕様の変更/
拡張 が必要に思います。

ここで、考慮しなければならないのは、今の 1B のファイルシステム上でも長
いファイル名をサポートする必要があるかどうかです。
私の意見としては、Windows/NT のように(無理矢理)変換するような方法をと
るよりは、ファイルシステム毎に最大長が違ってもいいように思えます。
実際、昔ちょっと書いたようにファイル *名* として TAD をサポートするこ
とができたら、ファイル名の最大長は 256 文字でも足りなくなりそうです。

# Windows/NT で、256 より長いファイル名をサポートするような新しいファイ
# ルシステムができたら、MS 社はどうするんだろう。。。

> ここで、アプリケーションが新しい実身への保存を行う場合、実身を書き込む
> ファイルシステムで使用できる実身名長をチェックするのは、誰が行うんでしょ
> うか?

> アプリが行う場合:
> 1)アプリケーションは、入力された実身名が長すぎると判断する。
> 2)アプリケーションは、ユーザにファイル名が長すぎることを伝え、再入力を即
> す。

> OSが行う場合:
> 1)OSが不正な実身名であることをアプリケーションに伝える。
> 2)アプリケーションは、ユーザに不正な実身名であることを伝え、再入力を即す。

これは、OS というか、ファイルシステムマネージャがエラーとするのがいい
のではないでしょうか?
ファイルシステムが複数混在したシステムでは、アプリケーションがファイル
システムが許すファイル名長をチェックするのは難しいでしょう。
(もちろん、不可能というわけではありません。ファイルシステムの情報を得
るような仕掛を作って、ファイルをアクセスする前にファイルシステムの許す
最大名長がどれくらいかを調べればいいですから。ただ、これだとアプリケー
ションに負担がかかりすぎるような気もしますが。。。)

蛇足ですが、今の 1B でも OS でチェックする機能はあると思います。
(E_FNAME というエラー番号も定義してあることだし)

> また、OSが行う場合、どの程度のエラー情報がアプリケーションに返せるんで
> しょうか?

> 「実身名が不正(使用できない文字があるなど)」くらいなのか、「実身名が長す
> ぎる」まで返せるのか。

これは、どちらも OS / ファイルシステムマネージャがチェックできます。
ファイルシステムマネージャがこれらの限界を決めるのですから、チェックで
きないことはあり得ないと思います。ですよね? > ファイルシステム担当者

> p.s.
> この疑問も、時期が早過ぎますね。

いえいえ、この辺は仕様にもかかってくる問題ですから、早すぎるということ
はありません。

-- 
内藤隆一 (ggc00661@niftyserve.or.jp)