In message <199709170246.LAA15391@hisoft.soft.hitachi.co.jp>
"[b-free 528] Re: ファイルシステムの信頼性"
"Ryuichi Naitoh <naitoh_r@soft.hitachi.co.jp>" wrote:
naitoh_r> エラー訂正の機能は、ファイルシステムの形式に依存するものだと思います。
naitoh_r>
naitoh_r> エラー訂正の機能をファイルシステム非依存にすることも可能だと思いますが、
naitoh_r> その場合、互換 FD を他の OS で読みとることができなくなり、互換 FD の意
naitoh_r> 味がなくなってしまいます。
これには同意しかねます。ファイルシステムに依存しないということが
即、すべてのファイルシステムで使用されるということにはなりません。
互換FDではエラー訂正を行わないようにするのに何ら問題は生じません。
ファイルシステムに依存するかどうかは、具体的なエラー訂正の方法に
よります。例えば、ディスクのセクタごとにCRCを入れる方法はファイル
システムには依存しません。適当なディスク・デバイスドライバを書けば
現状の1Bファイルシステムにでも導入できます。一方、ファイルヘッダに
ファイルのCRCを入れる方法はファイルシステム自体を書き直さない限り
入れられないでしょう。
問題はエラー訂正の目的です。ディスクの信頼性に不安があってそれを
補償することが目的なら、それはデバイスドライバの役割です。ファイル
システムを信頼できないデバイスの上に構築するべきではありません。
システムクラッシュなどによる不完全な書き込みからファイルシステム
の整合性を守ることが目的ならば、それはファイルシステムの役割です。
しかし、それは簡単なエラー訂正では達成できないでしょう。
naitoh_r> 既存のファイルシステムである互換 FD (多分、BTRON1 の仕様にある FD のフォー
naitoh_r> マットのことだと思いますが) のファイルシステムについては、B-Free OS の
naitoh_r> 独自のファイルシステムとはフォーマットからして違うものになるでしょう。
これについては同意します。
naitoh_r> えーと、データベースファイルシステムと実身/仮身モデル(ネットワーク型デー
naitoh_r> タベース)を効率化するとの関連がよくわからないのですが、説明していただ
naitoh_r> けないでしょうか?
naitoh_r>
naitoh_r> # 実身/仮身ってネットワーク型の "データベース" なんでしょうか、という疑問
naitoh_r> # も。。。
実身/仮身モデルは一種ネットワーク型データベースみたいなものだから
効率を上げてスケーラビリティを確保すればそのままデータベースファイル
システムで通用しないかな、と。
# RDBとかとはかなり異なるし、データベースって何だ? という問題もあるけど。
--- 林(takanori@ohsaki.meidensha.co.jp)