[b-free 647] Re: 実身に貼る情報

Hideaki Suzuki (h1suzuki@Bridgew.edu)
Fri, 26 Sep 97 06:12:22 -0500

と言うことで、今夜ホントに最後の書き物。 by Aki.
# 今朝? ^^;;;

僕の私見ね。

|実身名[実身]:
| 実身本体に付属するデータ。すなわち、各仮身へ同じ情報が分配され、各仮身か

|の整合性・同時性が保証される。実身を表現する主役であり、通常仮身に最も重要

|(第一次)情報として表示される。

僕は、実身名は、色々な参照のされ方の<積>を取った名前が使われるべきだと思う
。それは、ある意味、General で Context-free なわけ。どういう参照のされ方をし
ても、「これだけは」って感じの名前を付ける。必然的に、短くなる。

ちなみに、TAD を受け入れるかどうかに関しては、僕は一貫して No であり、主な理
由は、実身を表現する核になる情報でありながら絵などが入ると曖昧になること、実
身名の読み上げが出来ない可能性があること、文字の名前があるからこそ「○○とい
う実身」と名前を呼ぶことが出来ると言うこと、などがあげられる。

# そのほかに、参照されることのないと思われる
# 物はどうでも良いというのもある。<おいおい

|仮身名[仮身]:
| 仮身側(VLINK)に付属するデータ。仮身ごとに個別に情報を持つ。2次的な情報で
|時として存在しない場合がある。仮身に表示される実身名に対し、同時に表示され

|情報を修正しより適切な解釈を促したり、もしくは、完全に置き換えてしまってよ

|意味の通る引用(参照)を可能にする。<Alias>もしくは<ふりがな>など呼ぶこと
|の出来るデータ。

僕は、仮身名は、実身名で足りない情報の補給や読み替え、皮肉などを表したり、メ
モ的にその仮身の周囲との関係・働きを書き込んだりする部分だと思う。実身名に比
べて凄く自由な使い方が出来る(なぜならその仮身固有の情報だから)分、長い文字
列が扱えることが必要だと思う。表示方法に関しては、一行なら実身名に並べて(も
しくは替わりに)表示しても良いが、数行以上に及ぶ場合は、別の方法を考える必要
がありそう。仮身名の利点としては、そう言った情報が、App の壁を越えて仮身のあ
るところならばどこでも使えることがあげられる。一部の App では、仮身の近くに
情報を置くことを許しているので仮身名をまねできるが、そう言った App にとらわ
れないで、実身名を適当な情報によりどこでも補足できる方法を提供するのは、良い
ことだと思う。

|注釈機能[実身]:
| TAD の注釈レコードを利用した情報。実身に付属するので、実身の主 TAD レコー
|ドに対する2次的な情報として各仮身から参照可能。構成は TAD で、文字の他、図

|や音楽(?)すら表示することが可能。

これは、例えば、実身の作者の経歴や会社の Treadmark を含ませたり、著作権表示
や、その他の実身に非常に密着している情報を扱うべき所だと思う。この種の情報は
、実身が存在するために存在するわけで、場合によっては編集を不可能に出来たりす
べきだし、表示方法も、管理情報パネルが適当だと思う。
しかし、開いた仮身に注釈データを表示したい場合があるかも知れない。もしくは、
仮身を注釈データで修飾したい場合も考えられる。まだ、よく分からない。

|補助データ[実身]:

どうでも良い。

|続柄[仮身]:
| 仮身に付加される符号無しの整数データ。Table を使って文字列として仮身に表

|される。ネットワークなどによる「外のシステム」へは、tableが替わるためにその
|まま持ち出すことは出来ない。

僕は続柄は、結構便利だと思う。これは仮身名ほど自由ではない(外へ持ち出せない
し、文字列も限定される)が、定型処理に、同じ様な仮身名を沢山入れたい場合はこ
ちらを使うべき。目的の違いとしては、仮身名は主に実身名を修飾する働きがあるが
、続柄は主に実身自体の性質(「処理済み」だの「緊急処理」だの「重要」だの「極
秘」だの)を見えるようにする働きがある。すなわち、同じ実身名・仮身名を使いつ
つ、「まだ書いていない」という続柄から、「推考中」という続柄になり、「処理済
み」という続柄が最後に貼られるような事があり得る。更に、性質上の違いとしては
、続柄は table を利用しているので、同じ性質を持った物のラベルが一斉に替わる
場合の処理に適している。例としては「佐藤に連絡」という続柄を貼った仮身が多く
あるとすると、担当が佐藤から山田に替わった場合、table を変更すると「佐藤に連
絡」という続柄は全て「山田に連絡」になる。

そう言うことで、それぞれには、それぞれの利点欠点・用途があるわけで、それぞれ
に、使い方を間違わなければ便利だと思います。適材適所です。で、上述の想定にた
っているので、僕は「実身名は短く、仮身名は長く」という事になります。続柄はな
くなって欲しくはないです。

そのほか、今までの議論で出た事としては、

1 実身仮身のネットワーク情報をどう上手く利用して検索を行うか。
  「ネットワークの Context そのままに、検索結果を表示」するには?
2 短い名前では多くの同じ名前を生まないか。どう対処するのか。
3 データベースと見た場合の実身仮身ネットワークに必要な機能。
4 互換性をどうやって維持するか。
  「ファイル名の長さの拡張の仕方」はどうするか?
5 Web Browser に近づく B-free。
6 多くの「実身に貼る名前」は混乱を招かないか。

とかあったかな。

- Aki.

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Hideaki Suzuki (SO in Bridgewater State College)
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