[b-free 124] Re: minutes

Naitoh Ryuichi (night@bfree.rim.or.jp)
Wed, 20 Nov 1996 21:06:38 +0900

隆一です。

From: iijima@cocktail.cas.uec.ac.jp
Subject: [b-free 121] Re: minutes
Date: Tue, 19 Nov 1996 20:19:46 +0900 (JST)
Message-ID: <199611191936.EAA00833@bfree.rim.or.jp>

>
> 飯島@電通大 です。
>
> 参加できなくて申し訳ありませんでした。
>
> <199611190125.KAA19364@ksc.is.titech.ac.jp>の記事において
> mihara@isea.is.titech.ac.jpさんは書きました。
>
> >> SFS(Simple File System)の仕様を決定
> >>
> >> ファイル名は最大 14 文字
>
> FAT((8.3形式)って、ことですよね?

えーと、SFS は、FAT (あるいは、その他の OS のファイルシステム)
とは無関係なものです。
構造的には FAT よりずーーーーと昔の UNIX のファイルシステムに
近いものです(最近の FreeBSD/Linux などの UNIX のファイルシステム
と比べるとかなり単純です)。
名前についても '.' は、いくらつけてもいい仕様になっています。
(OS にとっては、拡張子(.exe とか .bat) に特別な意味がありません)
SFS は、POSIX 環境用のファイルシステムなので、特に FAT である
必要性はあまりないと考えました。また、下手に FAT で組んで、互換性の問
題が起こるよりは自前でファイルシステムを組んでしまった方が手っ取り早かっ
たからです。
確かに DOS のプログラムからは直接読み書きできませんが、読み書きするツー
ルはありますし(Linux でしか試していませんが)、POSIX 環境を構築するまで
のものとしては、問題ないと思います。

> >> make環境は orient のマシンの /home/b-free/ 以下にある
> >>
> >> CVS の環境を orient のマシンに作る
> >> 各作成者がソースをオリエントのマシンにいれる
>
> すみません。CVSの環境って言うのがわかりません。
> 説明をお願い致します。

CVS は、Concurrent Version System といい、複数の人がソースを共有してい
るような環境で、ソースファイルの履歴を管理するための仕組みです。
各々のソースのバージョン管理は、RCS (Revision Control System) で行って
います。

# CVS の詳しい(?)説明が、http://www.sra.co.jp/people/katsu/cvs
# あります。

使いかたは単純です。
CVS を使う人は、まず最新のソースを自分の管理しているディレクトリに展開
します。以降の修正はこのディレクトリの中のファイルで行います。

ソースを修正したら、CVS の管理しているマスターファイルに登録します。
基本的には、この修正 -> 登録を繰り返すだけです。

他の人と修正が重なってしまった場合、CVS の方は修正が重なったという
ことを察知して、警告を発っしてくれます。

RCS などのバージョン管理システムでは、修正するときに、最新版のソースを
もってきて(この時他の人は修正できないようにファイルをロックします)、
修正する必要がありますが、CVS ではソースをもってくる必要がありません。
(もちろん、適当なタイミングで最新版のソースを自分の環境に反映した
方がいいですが)

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内藤隆一 (ggc00661@niftyserve.or.jp/night@bfree.rim.or.jp)