From: H1Suzuki@Bridgew.edu (Hideaki Suzuki)
Message-Id: <199710190222.LAA16814@b-free.orient.co.jp>
Date: Sat, 18 Oct 97 22:26:30 -0500
>|実身名を「パス」に依存させて、その中で曖昧性を排除できれば、
>|短くてもいいでしょうが、
>もう少しだけ、具体的に言ってもらえます?
>まだ、ピンとこない。
なぜ短い名前でいいかと言うと、
「スコープ」に依存しているからでしょう。
つまり、リンクに依存しているからでしょう。
Akiさんの立場はリンクをスコープを限定するものとして
そういうふうに積極的にとらえるということでしょう。
>|1ホップで10倍というオーダーは変わってませんぜ。
>で、10*10*10 = 1000 この実身名とマッチか。結構多いの?
Akiさんのいう「検索」というものを少し誤解していました。
「直結している実身の組」を検索するんですね。でも、普通に考えて、
「Xという実身名」→直結→「Yという実身名」→直結→「Zという実身名」
という検索を喜んですると思います?
ただ、「Zという実身名」ってできればそのほうがよいと思いませんか?
>実身名をいくつか入力するところがパネル上にあって、で、開始点を仮身で放り込ん
>でやると、ある深さまで、最初に指定した実身名を探してくれて、その実身名がもし
>見つかったら、次の実身名をまた発見点を開始点として探してゆく。
「直結」じゃないんですか? それ、ややこしいですよ。
X→Y→Zという経路が欲しいとして、
XからYに至るのに経路が複数ある可能性もあるわけ。
直結じゃないとしたら、10*10*10でもなくなる。
計算量的には「1レベルごとに何倍」というの(指数関数)は、
10倍でなくて2倍になっても大変なことにかわりないですよ。
>実際には、一つの実身名の検索途中で、実身名列の実身名を一つでも発見できるかも
>同時に調べ、発見できれば、検索途中で形成しつつある「発見路」に仮身を維持して
>おく(その実身からの距離と同時に)。で、もし、失敗した発見路に(同じ実身名列
>の検索過程の別の実身名の検索で)再突入した場合、
それは、「検索」なわけでしょ。
その実身が再訪したものなのかどうか、いちいち検索するわけでしょ。
で、その検索のためには、どうするのかとうこと。
高速に行なうためには、OSレベルで補助が必要かもしれない。
>|現実的な人間の感覚としては、そうかもしれないですけど、
>|システム(コンピュータのプログラム)には、
>|そういうことを判断するのは大変です。
>|「だいたい階層的」というこの「だいたい」の判断が。
>どう言うこと?
>システムに判断させる必要って?
実際に、ネットワーク情報構造を扱うことを考えると、
どれが、「上」なのか? (階層として考えたときに)
という問題を無視すると、人間の感覚として変な結果が出てくるのです。
システム上では完全にフラットに扱われているネットワークでも、
人間は階層的に情報をしまっているものなのです。
ところが、リンクには階層を表すものだけでなく、
いろいろな目的のものがあるので、(たとえば、
「場」の理論で、コーヒー飲んで一服したいからといって、
論文のなかに、コーヒーの仮身を置いちゃったりすると)、
話がややこしくなります。
> ネットワーク ⊃ ツリー
>
> 革命的な使い方に挑戦して、ネットワークを最大限使ってみよう!
> 僕もまだ、革命には至ってないけどさ。
私の個人的な研究テーマになるけれども、
ツリーって簡単に描画できるけど(上から下へ)、
ネットワークって、方向性がないから描画が難しいんですよね。
まず、ツリーと同じくらい人間に分かりやすい
図や模型が作れるくらいでないと。
塩澤 秀和 shiozawa@myo.inst.keio.ac.jp