In message <199709120924.SAA03373@hisoft.soft.hitachi.co.jp>
"[b-free 520] Re: ファイルシステムの信頼性"
"Ryuichi Naitoh <naitoh_r@soft.hitachi.co.jp>" wrote:
naitoh_r> デバイスドライバ内でエラーを訂正するとすれば、IDE や SCSI などの個々の
naitoh_r> デバイスドライバが対応する必要があります。ファイルシステムでエラー訂正
naitoh_r> の機能を入れれば、すべての種類のデバイスで使えることになるので、労力が
naitoh_r> 全然違うと思いますけど?
デバイスドライバについては階層化してエラー訂正ドライバを作るという方法
もあります。この方法ではエラー訂正をするかしないか(あるいは訂正のレベル)
をドライバのバインドによって簡単に変更できるので、用途ごとに必要なレベル
のエラー訂正を組み込むことが容易になります。
# もちろんエラー訂正のレベルを変えたらディスクはフォーマットし直しですが。
# またエラー訂正を一種類で固定だとすると無意味な機能ですが…。
逆にファイルシステムで実装すると、少なくとも互換FDの場合はエラー訂正を
組み込まないので、エラー訂正ありなしの両方の処理をファイルシステム内に
入れることになってファイルシステムが無用に複雑になります。エラー訂正の
方式自体がファイルシステムに依存するようなものなら別ですが、そうでない
限り分離するのが正解です。
naitoh_r> データベースファイルシステムというのは、データベース的な機能をファイル
naitoh_r> システムに加えたものですよね? (最近だと BeOS がサポートしているようで
naitoh_r> すが)
naitoh_r> これって、従来の BTRON から大幅に API を変更することになりませんか?
naitoh_r>
naitoh_r> # それだけのメリットがあるかな。。。。
ないかも。でもBTRONの場合、実身/仮身モデル自体がネットワーク型データ
ベースなので、これを効率化する(小さい実身を効率的に扱う)機能の追加や
内部実装の工夫ができると効果は大きいです。
--- 林(takanori@ohsaki.meidensha.co.jp)