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宣言
Manifesto
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B-Free Manifest: English version, here.

B-Free 宣言 (1998.8.1)

  1. はじめに
  2. この文書「B-Free宣言」は、私たちが「B-Freeプロジェクト」 を始めるにあたっての決意表明であり、またプロジェクトの 目指すべき目標を公に宣言するものであります。

  3. プロジェクトの目的
  4. B-Free(びーふりー)プロジェクトとは、BTRON仕様に準拠したOSを 一からフルスクラッチで作成するプロジェクトです。 私たちは、これから作成するBTRON仕様OSを 『B-Free OS(びーふりー・おーえす)』と名付け、 仕様の設計とコーディングを行っています。 B-Free OSはマイクロカーネルをベースとした完全な マルチタスクOSであり32-bit以上のCPUを対象としたOSです。 私たちは以下の三つの事実に勇気づけられ、BTRONを作成する決意をし、 また、BTRON規模のOSであっても個人規模で作成可能である、 という根拠にしています。

    • 個人によるITRONの実装例がいくつも報告されている
    • ITRONをカーネルとしたBTRONの実装例が報告されている
    • フィンランドのLinus B.Torvaldsさんが個人規模で作ったLinuxが、 現実に存在し稼働している

    私たちの作成するB-Free OSは将来、ソースコードも含めて フリーで配布される予定です。B-Free OSが全世界で使われ、 TRONプロジェクトへの理解者と協力者が増えることを願っています。

  5. プロジェクトの目標
  6. B-Freeプロジェクトでは、以下の成果物の作成を目標としています。

    • 32bit CPUを対象とした BTRON仕様準拠OS
    • 同OSのソースコード
    • 同OS上のセルフ開発環境
    • 同OS上のアプリケーション
    • 各種ドキュメント

  7. プロジェクトの性格
    • 成果物の公開:プロジェクトの成果物は、GPL(GNU Public License)に従って公開します。
    • 著作権:ここで発生した著作権は、B-Freeプロジェクトと、各メンバーに属します。
    • メンバーの資格:B-Free OSの作成作業に協力して下さる方なら、どなたでもメンバーになれます。

  8. ホームページとメイリングリスト
  9. ホームページを下記のアドレスで開設しています。 プロジェクトの状況や各種技術情報が掲載されています。

    また、B-Free OSのためのメイリングリストが設置されています。 参加希望の方は以下のページをご覧のうえ参加ください (参加方法や過去のログがあります)。

  10. 当プロジェクトへの連絡先
  11. 仕様の設計やコーディングをやりたい方、アプリケーションを作りたい方、 また、それ以外になんらかの形で協力して下さる方は、 B-Freeオフィシャルホームページをご覧の上、メイルアドレスに連絡を下さい。 開発用マシン(現在は Linuxを開発環境としています)、 ミーティング場所の提供なども助かります。

    B-Freeプロジェクトプロデューサー 長谷川 徹 (NBF01763@nifty.ne.jp)

  12. 転載について
  13. この文書は、内容に変更を加えない限り自由に転載してくださって結構です。

    B-Freeプロジェクトリーダー 内藤 隆一 (night@tron-net.gr.jp)




B-Free Projectについての質問・感想などは、
bfree-webmaster@tron-net.gr.jpまでお寄せください。

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