In message <199710181350.WAA04115@bfree.rim.or.jp>
"[b-free 784] Re: 実身名についての見解"
"Naitoh Ryuichi <night@bfree.rim.or.jp>" wrote:
night> 林さんの見解については、基本的に合意します。
night> ただ、少し疑問があります。
night>
night> > 図形文字については、外字に対する要求が強いとの推測から、条件
night> > 付きで容認する。条件としては
night> > (1)実身名にTADを含むことがファイルシステムの実装上許容できる
night> > 負荷で可能であること。
night>
night> 実身名に TAD を含むことでファイルシステムの負荷はそんなに増えるのでしょ
night> うか?
night> TAD といってもファイルシステムでは、単なるエスケープとして扱うだけです。
night> 処理としては、0xffXX というデータが来たら、長さを調べて比較するだけな
night> ので、そんなに複雑な処理ではないと思います。
night> むしろ、多国語(多文字コード)のための処理の方が複雑ではないでしょうか?
まず、多国語対応の処理はファイルシステム・レベルでは不要です。コード
に0xff(TRON特殊コード、TRONエスケープ)が入っている場合だけ特別の処理
が必要なのです。言語指定コードは無視して構いません。
TRONエスケープですが、「BTRON1プログラミング標準ハンドブック」付録の
TRONコード仕様にはないのですが、論文(in TRONプロジェクト'87-'88)では
言語指定コードと同様に0xfeによる拡張が定義されています。どちらが正解
か、あるいは更に修正があるのか、TRONコード仕様がはっきりしないと対応
できませんが、拡張があると結構複雑な処理になります。
なお、実行コストについては、TADのあるなしでそれほど違いは出ません。
問題はシステムの記述の複雑さとそれに伴うバグ増大の可能性だけです。
# 上位の処理では実行コストが増える部分もあるでしょうけど。
night> # もちろん、TAD だとデータが大きい場合があるので、その分時間はかかりま
night> # すが。。。
これは結構ききそうですね。一つ図形文字が入ると数十バイト。
--- 参考: TRON特殊コード・TRONエスケープコードの範囲 以下で XX=(21)..(7e) YY=(80)..(fd) [BTRON1プログラミング標準ハンドブック] TRON特殊コード (ff)XX TRONエスケープ (ff)YY, (ff)(fe) [論文] TRON特殊コード (ff)XX TRONエスケープ (ff)YY, (ff)(fe)(fe)*[XX|YY] [他の可能性]←これは私が勝手に考えたもの TRON特殊コード (ff)XX, (ff)(fe)(fe)*XX TRONエスケープ (ff)YY, (ff)(fe)(fe)*YY # 書式は適当に作ったものです(^_^;)参考2: バーチャルシンポジウム内のコード割り当ての書かれているページ http://www.personal-media.co.jp/vs/mltp96/keynote/keynote_j.html # 論文の方と同じ形式のようです。
--- 林(takanori@ohsaki.meidensha.co.jp)