B-Free メイリングリストの皆さん、こんにちは。
磯山さん in [b-free: 47]
> >>B-Free OS にて型表記をどうするかには3つの方法が考えられます。
> >>
> >>1) 中心核は ITRON 仕様に合わせた型表記/周辺核は BTRON1 仕様に合わせた型
表
記
> >>2) 中心核は ITRON 仕様に合わせた型表記/周辺核は BTRON2 仕様に合わせた型
表
記
> >>3) 中心核、周辺核の両方とも BTRON1 仕様に合わせた型表記
>
> 私としては、3)がよいと思います。
私は 1) を推します。
型表記については、ITRON の型をベースに周辺核の型を決めるという方向でど
うでしょうか?
たとえば、WORD ならば、typedef W WORD; というように定義してしまう、と
いう方法です。
> まず、カーネルからアプリケーションまでの表記が統一されることと、
> ぱっと見た時の可読性がよいというのが理由です。
WORD にしても W にしても可読性についてはあまり変わらないような気もしま
す。パッと見てすぐ分かるという意味ならば、もともと C 言語の表記である
int の方がましでしょう。
また、WORD/W のどちらも int 以上の情報が含まれていません。size が 16
ビットなのか 32 ビットなのか、分かりません。
> また、隆一さんに言われて気づいたのですが、
>
> >>また、3) とした場合、中心核は ITRON でなくなりますから、マニュアルなど
> >>についても PMC の著作権の心配がなくなります(別の OS のことを記述してい
> >>るのだから問題がない)。
>
> このこともメリットになると思います。
言うまでもないと思いますが、これはあくまでも中心核だけです。
BTRON の API などについては、PMC の著作権がやはり問題になります。
(どちらにしても、仕様自体はフリーなので、あくまで表現の問題ですが)
> ただ、型表記だけで、ITRONであるかないかが決まるものなのでしょうか。
> これがちょっと理解できてません。
> (仕様書と表記が違うとITRONと呼べないとか?)
型表記が違うとシステムコールの表記が違ってきます。
型表記の内容、たとえば ID という型が 16 ビットか 32 ビットかというのは
どちらでもいいと思います。しかし、ID の代わりに WORD とかを使うのは
(ITRON の仕様としては) やはりまずいでしょう。
-- 内藤隆一 (ggc00661@niftyserve.or.jp)