B-Free メイリングリストの皆さん、こんにちは。
電脳丸さん、素早いレスポンスありがとうございます。
電脳丸さんが、すでに草稿を作っていたとは、、うすうす知ってたりします。
^_^;;
まず、なぜ B-Free manifesto なのかということから。
FPMC でも何度か、B-Free の成果がフリーなのかそうでないのか(シェアウェ
アなのか)という質問がアップされています。あとあとのためにもプロジェク
トの方向性をしっかり定める必要があると思ったので、先日の発言になったわ
けです。
まあ、こういうのが嫌いな人もいると思います。でも、B-Free OS ができた後
にあわてて考えるよりは、あらかじめ作っておいた方がいいと考えています。
また、興味を持った人も、どのようなプロジェクトなのかが分かれば参加しや
すくなると思います。
で、Res です。
> Date: Sun, 27 Nov 1994 17:08:00 +0900
> From: NBF01763@niftyserve.or.jp
> X-Original-From: 長谷川 徹 <NBF01763@niftyserve.or.jp>
> Reply-To: b-free@iijnet.or.jp
> Errors-To: owner-b-free@iijnet.or.jp
>
> それと、TRONファン向けのものと、一般向け(TRONをよく知らない
> 人向け)を作るといいかもしれません。今回の草案はどちらかというと、
> TRONファン向けのものです(^^;
TRONをよく知らない人については、まずTRONが何であるか(あるいは
何でないのか)をきちんと説明する必要がありますね。
(TRONをよく知っている人がどれくらいいるのだろうか? という疑問はあ
りますが)
>
> 1) プロジェクトの目的
>
基本的に、電脳丸さんの書いたもので必要かつ十分だと思います。
私としては、プロジェクトの目的としては、次の項目が入っていれば十分と思
います。
・フリーな BTRON を作る。
・商用版の BTRON があるのに、なぜ作る必要があるのかという理由。
・なぜ (Windows や UNIX でなく) BTRON なのか。
> さらに、Windows95やSystem7ではBTRONの提案してきた各種機能も実
> 現されている(多国語やOLEなど)と聞きます。逆にいえば、BTRON
> の提唱してきたことは別な形で世に認められている、ともいえるのです。な
> らば,今こそ本家本元のBTRONで世に問えるもの、アピールできるもの
> を作ってみようではないですか。
> と、そんな心意気でこの「B−Freeプロジェクト」は始まったのです。
> ここで一句
> 「ないのなら 作ってしまえ BTRON」
>
最後の句は余分なような気がします ^^。とにかく、PMC 版 BTRON はあるわけ
ですから、ないから作ったわけではないですし。
>
> 2) プロジェクトの目標
>
> 最終成果物
> 80386以上のCPUを搭載したパソコンで稼働するBTRON OS
> セルフの開発環境
> 各種アプリケーション(移植も含む)
> 各種ドキュメント
この辺は BTRON OS がどのようなものかを知っている人向けですね。
一般向けには BTRON OS の特徴も追加しましょう。それと、他の OS (Windows
や UNIX でなく) なぜ BTRON で作る必要があるのか、ということも言う必要
があるような気がします(UNIX 系でいいのならば、BSD や Linux があります。
ただ、それだと物足りないから BTRON OS を作るわけです)。
[例]
「実身」「仮身」によるハイパーテキストをサポートしたファイルシステム。
複数のアプリケーションが同時に動作する「真の」マルチタスク。
ビットマップディスプレイを前提とした、GUI主体のユーザインタフェース。
...等々。
> TRON プロジェクトに対する効果
> 各種研究のテストベースOSとして提供されます。
> 現在PMCが積極的な協力をしていますが、1私企業の保有するOSを全て
> 自由にできるかどうか、限界は明らかです。また、多くの研究機関、大学で
> もフリーに中身が触れる(ソースが公開されている)OSがあればTRON
> に関する研究の促進が期待できることでしょう。。
「現在PMCが積極的な協力をしていますが」の前には、何に対してという文
を加えた方がいいと思います。B-Free プロジェクトに対してPMC が協力して
いるようにも読めてしまいます。
あと、効果としてテストベースOSというより、使い手が自由に変更できると
いうことをメインに出した方がいいのではないでしょうか?
それと、「これはおもちゃではない、実用にも使える」ということを言った方
がいいのではないでしょうか? (テストベース OS というと、普通の人は使え
ないと思われるかもしれません。実際、相当な期間は、Windows などのように
ユーザというより OS 冒険者向け ^^; となると思いますが、最終的にはみんな
に使ってもらうわけですから)
> 3) プロジェクトの性格
>
> 成果物の公開
> 全てフリーで公開されます。
再配布はできるのか、商業目的に使用できるのかもはっきり書いた方がいいの
ではないでしょうか?
(例えば、GNU の GPL のように、変更はできるし再配布もできるが変更したソー
スも公開しなければならない、とか)。
この公開については、メンバーの合意を取る必要がありますね。「私は、自分
の作った部分については、商売してほしくない」という人もいるでしょうし、
逆に「B-Free の成果は企業からパッケージングして発売してもよい(するべき
だ)」という人もいるでしょうから。
私としては、パッケージングして売ってもいいし、変更/再配布もできるもの
にしたいと思っています。ただ、変更したものについては何らかのフィードバッ
クをして欲しい。派生物ができるのはいいとしても、改良は元の B-Free OS
に組み込みたいと思います(つまるところ、自分が楽をしたいだけだったりす
る (^_^l )。
> メンバーの資格
> ・特になし。老若男女、技術のあるなしに関わらず参加できます。
> ・基本的に全てボランティアですので、報酬等はありません(^^;
> ・参加および脱会も自由です。
メンバーとは、何か? という定義を加えた方がいいのでは?
私は、B-Free プロジェクトのメンバーというのは、「B-Free OS を作る人」
という程度に考えています。これでいいでしょうか? メンバーとメンバーで
ない人の違いは OS を作る途中経過が楽しめるかどうかということでしょう ^^;
>
> 4) プロジェクトの現状報告
> 〔定期的にManifestoそのものも変更、修正を加えて(基本理念は変わらない
> 程度に(^^;)それに追加する形で現状報告をしてはどうかと思います〕
>
> 94年11月現在
> ・カーネルのプロトタイプが完成
> ・周辺核仕様の検討中
この辺は難しいと思いますが、現時点では B-Free OS の概略を示した上でど
こまでできたのかを書いた方がいいでしょう。
(カーネルと言われても、そのままだとよくわからない)
> 5) プロジェクト参加の連絡先
>
> 当プロジェクトの目的に賛同いただいて、なんらかの活動をしてみたい方
> は、下記までメールをお願いします。各種手続きについて説明します。
>
> B-Freeプロジェクトプロデューサ 長谷川 徹
> NIFTY-Serve NBF01763 (NBF01763@niftyserve.or.jp)
とりあえず、このとおり 参加のとりまとめは電脳丸さんにお願いします _O_。
長期的には、プロジェクトとして窓口を作る必要があるかもしれません。
あと、この Manifesto ですが、発表する場所としては FPMC と NetNews の
tnn.forum.tron (それと、もちろん シルバーミレニアム) が適当だと思うの
ですが、どうでしょうか?
(Manifesto 自体、再配布可能にすれば、どんどん広まる?)
-- 内藤隆一 (ggc00661@niftyserve.or.jp)