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[b-free: 1501] Re: linuxのソースの場所



/* In [b-free: 1490] Re: linuxのソースの場所
   Hidekazu SHIOZAWA / 塩澤秀和 <shiozawa@myo.inst.keio.ac.jp> Wrote: */

   |> BeOS では、一部のドライバで Linux のドライバをそのまま流用する
   |> 方法が取られているようです。
   |
   |BeOSが、Linuxのソースコードを利用している件は、
   |多少問題になったようです。
   |
   |私が聞いたのは、bootコードで、Beの社長か何かが、
   |「パブリックドメインのコードを利用して
   |開発効率を上げている」とかなんとか、言ったらしく、
   |それを聞いたフリーソフト関係の人たちが、
   |「GPLはパブリックドメインじゃねー」という話で、
   |抗議したということです。
   |
   |で、いったい、そのbootコードというのは、liloなのか、
   |それともカーネルの方まで入っているのか、liloなら
   |ライセンス上問題ないが、カーネルはGPLだからだめだろう、
   |とかという議論になっているようです。

for Intel では、起動に lilo や loadlin が使えます。
で、これはソース流用ではなく、
そのままの形で別パッケージなので
これは問題はないと思います。

ちなみに私は loadlin で起動しています。
さすがにマイクロカーネルなので、
起動用カーネルの大きさが 164KB と小さ目です。

カーネル内部については Linux のコードを
使っているのかどうなのか、私は知らないのですが、
もし使っているとしたら、その部分だけのソースを
公開したとしても、問題がでてきそうです。

   |また、BeOSに関しては、GIMP(http://www.gimp.org/)の
   |プラグインを流用してるんじゃないかとか、あるようです。

これは BeOS 本体ではないですね。
BeOS 上で動くグラフィックソフトの BeStudio の事で、
BeStudio のプラグインは gimp のプラグインを使える
仕組みになっているそうです。
使ったことがないので良く分からないのですが。

   |ドライバはOSの一部でしょうか、
   |独立したソフトウェアでしょうか?
   |GPLを厳密に解釈すると、なかなか難しいですね。

BeOS の場合、ドライバはカーネル組み込みではなく
実行時に付け外し可能なので、
私は独立していると思います。

   |B-Freeに関しては、問題のない話でしたが。

そうですね。

===
  落合秀俊   名古屋大学工学部情報工学科
  h953046b@ice.nuie.nagoya-u.ac.jp