[b-free: 196] Re:カーネルグルーブ集

3.14こと木元峰之 (JBA03350@niftyserve.or.jp)
Fri, 31 Mar 1995 01:04:00 +0900

In-Reply-To: Your message of "Wed, 29 Mar 1995 22:01:00 +0900"
 内藤 隆一 さま

|> ・スワップ領域はパーティションに分割するか

| この話は、スワップ領域を別パーティションにとった方が処理が簡単になる
|のではないか、ということだったと思います。
| このスワップというかページイン/ページアウトの処理ですが、考えてみる
|と実行ファイルのコード部分はファイルにあるわけです。とすると、スワップ
|領域が専用パーティションとしてあっても、ページインのときにファイルをア
|クセスすることは(コード部分については)あるわけですね。

 処理を簡単にするには、次の2つの方法が有効かと思います。

 a.コードも、必ずロード時に「メモリに」読み込む(そのあとページアウ
  トされることは構わない)
 b.aの逆で、コードはまずスワップパーティションにコピーされたあとで、
  メモリにマップされる

 bの考え方をもっと拡張すると、メモリマップトディスク(Memory mapped
disk)になります。例えば、256Mのスワップパーティションがあれば、256Mの
実メモリとして扱えるという仕掛です。前回の討論ででていた「搭載メモリ量
を越えるプログラム/データはロードできない?」という制約も簡単に解決し
ますが、スワップパーティションが小さいと効果が薄くなります。

#どっちを取るかについては一概にはいえず、ユーザーが好きな方を選べる
#(メモリマネージャを交換できる)仕様にするか、作る人が決めるかという
#問題が残ります。

JBA03350 3.14 こと 木元峰之