[b-free: 49] B-FREE News letter No.9

長谷川 徹 (NBF01763@niftyserve.or.jp)
Fri, 16 Dec 1994 12:46:00 +0900

 B−Freeメンバのみなさんこんにちは。第4回の議事録です。
ご確認ください。

B-FREE 第4回ミーティング議事録
日時:94年12月11日 場所:池上進学塾教室

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B−FREE 第4回ミーティング議事録
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日時:94年12月11日 場所:池上 進学塾教室
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参加者
内藤 渡辺 磯山 藤永 青木 今村 大島 小池 木元
長谷川 藤井(記) (順不同 敬称略)
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議事内容
1.事務連絡
2.前回議事確認およびブレーンストーミングの続き
3.B-FREE 宣言の内容について
4.ファイルシステムについて
5.次回以降の予定
Topic
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1.事務連絡
B-FREE ITRON 構築マニュアルは量的な問題により、紙の配布を取り
やめた。配布はシルバー・ミレニアムにアップロードする事とする。
また構築講座のレビューは今回時間的にできないので延期した。
アプリ作成講座に関しては、現在木元さんが FPMC で行っているプ
ログラミング道場を始めたのでこれと連動する。

2.前回議事確認およびブレーンストーミングの続き

・システムコールなどの電子化作業について
BTRON1 のシステムコールの電子化作業は一部は青木さんが行って
いる。
作成手順はまず DOS 文書で作成(この時点では図の電子化は省略)
し、後にTAD に変換する方法で行っていく。

・どこまで 1B の仕様より拡張するかについて
どこまで行うかを明確にしたい。
BTRON3 との関係について...
BTRON3 の状況は現在トロン協会等で作成中であり、仕様が完
全にできていない。
まずは BTRON1 仕様に合わせる。将来仕様が確定して公開され
た段階でそれを参考にしていく。 BTRON3 対応はそれ以後。
BTRON3 仕様に対し B-FREE プロジェクトから提案等ははまだ
行わない。
SIG-BTRON の情報を正式に提供することは不可であるが、許さ
れる範囲で SIG-BTRON メンバーより情報提供や助言はする。(た
だし、個人的に作ったものは提供可能)

・ファイル名について
基本的には何でもありにしたいが、最低限小さい文字等の修飾はし
たい。
他の OS との親和性はどうするか? もししがらみを切れるなら、か
えって大きな拡張ができる。
ファイル名でのTAD使用についてはファイル名を現在の標準形式以外
に長い名前などを持つ方法を使うなどの案が出た。(現在の形式の名称
は自動生成)
ファイル名についてはこのあとシルバー・ミレニアムにて行う。

3.B-FREE 宣言の内容について
・まず、「B-FREE 宣言」のドラフトの発表を行った。
・内容について以下の意見が出た。
・前書
B-FREE プロジェクトについての説明を付加したほうがよい。
・プロジェクトの目的についてなどについて。
1. なぜ始まったか
2. BTRON の現状
3. 昔やろうとしたことについて
4. 今「できそう」と判断したわけ
5. 他の OS がBTRON の機能を使い初めている
6. B-FREE プロジェクトの心意気
という構成になっているおり、(1) 内でパーソナルメディアが
1B を発売している事の記述に日付がいる、(3)〜(5) の内容は不
要ではないかとの意見が出た。
外部向けの内容にしたい。
この文書にTODOリストを入れたい。
当宣言の目的の明確化をしたい。目的は以下のようにしたい。
参加者を集める。現在は開発スタッフの募集。(メンバー
の資格に技術力がある人の要求を付加する。)
スポンサーを募る。(意義を認めてもらい資金や開発マシン
の提供を受けたい。ただお礼はどうするか、提供内容はこちら
から明示する必要がある等の考慮がいる。)

・成果物の配布について
著作権・配布条件について
著作権は B-FREE プロジェクトが一括して管理する形態にしたい。
(個人の著作権の管理を一括管理)
料金などについて OS 自体はは無料であるが、配布時に発生する
費用や付随するドキュメントや媒体・アプリケーションで料金を徴
収することは可能とする。
改変と改変内容の配布制限をしない。(FPMC-7-214にあるソース
類・発言の扱いについてを参考にする。)
基本的に GPL の様にしたい。(GPL の内容を記載するかどうかは
別である。独自に作りたい。)
OS自体の無償配布はメンバーの同意済みとする。
このプロジェクトの会則をつくって、今後人員の入れ替え等が発生
した場合のために著作権の管理を明確化する必要がある。

・メンバーの資格について
「特になし」という表現をやめ、「B-Free を作りたい人」と
したい。
「基本的に」という表現はいらないのではないか。

・その他
TRON 協会へのアプローチについは、まだ実績がないので、ある
程度実績を作ってからアプローチをとったほうがよい。

・プロジェクトの現状はこれでよい。今後順次追加していく。

・連絡先はこれでよい。

・プロジェクトの目標について
以下の内容を追加したいとの意見が出た。
BTRON3 準拠にするか
TACL を載せる
POSIX 対応
OS の改造をしやすくする
「十分に高速で、耐故障性、拡張性のある」の表現はおもちゃ
でない事を示す必要がある。ただし十分高速は不要。
移植性の高さを目標として追加する。
1B との互換性として FPD 互換を追加する。
最終目標に PC-9801で動かすことは入れない。但し、現在のサ
ブゴールとしては入れる。
対象 CPU を 80386 以上から 32Bit 以上に変更

・B-FREE 宣言の掲示場所や転載について
B-FREE 宣言の内容を WWW に出したい。
内容を改変しなければフォーマットの変更や翻訳などをしての
転載可とする。これはTRONWARE イネーブルウェアのページにある
転載条件を参照する。
直接配布先は以下の場所が上がった。
Nifty-Server FPMC の掲示板
シルバー・ミレニアム
流星少年少女ネット
アスキーネットTRONフォーラム
英語版も出したい。(翻訳はどうするか?)

4.ファイルシステムについて

当初は現在1Bで使っている(準)標準フロッピーディスク形式にする。
とりあえずは上記で動作するものを作成し順次拡張していく方向で
開発する。
方法としてファイルシステムを階層構造にし、順次新しいファイル
システムを追加していく方向でいきたい。
詳細はシルバー・ミレニアム等でおこなう。

5.次回以降の予定

1994/12/23 カーネル・周辺核のすり合せ作業(担当者のみ )
1995/ 1/ 8 第5回定例会

Topic
書籍紹介:はじめて読む486  アスキー社刊
486 のシステムプログラムを作成するための情報が多くある。
ISO-10646 は点字を入れるようになった。

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以上です。補足などありましたら、お願いします。
                            電脳丸三郎太こと
                            長谷川 徹