FDからbootしてHDからbfree起動する方法


   打ち間違いを避ける為、カットアンドペーストをお薦めします。

   注意 :root権限でアクセスしてください。

  1. B-Free OS をインストールするパーティションを確保します。

    LinuxとBtronを一つのハードディスクにインストールする例を紹介します。

    Linuxをインストールする途中にパーティションを編集する場面(fdisk)で以下のように確保します。
    インストールした後はfdiskで起動してください。
    パーティションの大きさはB-FreeOS Sfsが1M(最低)20M以上(推奨).

    パーティション システム       ID
    /hda1      LinuxOS native  83
    /hda2      LinuxOS swap   82
    /hda3      B-FreeOS sfs   71

    これは一つの例であって強制ではありません、例えばLinuxOS swapなしでもできますし、
    1と2と3を入れ替えた設定もできます。
    しかし、このマニュアルでは上の設定に従って説明しますので、 違った環境でインストール
    する方はその都度応用をきかせてください。
     

  2. B-Free OS のソースを落とします。
    URL: ftp://www.sccs.chukyo-u.ac.jp/pub4/B-Free/pub/IBM-PC/ の下に、b-free-pc.xx.yy.zz.tar.gz という名前で入っています。

    注意 3:0.40以下のバージョンはハードディスクにインストール出来ません。修正パッチをあてるか
    それ以降のバージョンを使ってください。

    (xx.yy.zz はバージョンです。値の大きいものが新しいバージョンです)
     
  3. 落としたファイル (tar + gzip ファイル) を適当なディレクトリで展開します。

    tar xvzf b-free-pc.xx.yy.zz.tar.gz

  4. ブートイメージを作ります。 boot ディレクトリに入り、make を実行します。
    cd boot
    make
    boot ディレクトリに bootimageというファイルができます。
     
  5. boot プログラム をフロッピーディスクに書き込みます。

    注意:dd(cp)コマンドはroot権限がないと実行できません。

    dd if=bootimage of=/dev/fd0 または cp bootimage /dev/fd0
  6. kernel を make します。

    kernel/BTRON/make ディレクトリに移動し、make コマンドを実行します。
    cd kernel/BTRON/make
    make

    kernel/BTRON/make ディレクトリの下に btron というファイルができます。

  7. ファイルシステム作成用のツールを makeします。

    kernel/POSIX/mkfs にあるファイルシステム作成用のツールを make します。

    cd kernel/POSIX/mkfs
    make

    kernel/POSIX/mkfs ディレクトリに mkfs と statfs というファイルがで きます。

    statfsはよく使うコマンドなので/sbinにコピーします。

    cp statfs /sbin
  8. ファイルシステムの作成。

    準備しておいたB-FreeOS sfsに B-Free OS のファイルシステムを構築します。

    mkfs を実行します。

    注意:mkfsコマンドはroot権限がないと実行できません。
     

    mkfs(BTRON用)はすでに/sbinに同じ名前のmkfs(Linux用)があるため
    間違いやすいので注意が必要です。

    kernel/POSIX/mkfs を実行して、パーティションをフォーマットします。

    ./mkfs /dev/HDのパーティション ブロック数 ブロックサイズ I-node数

    I-node数はそのパーティションのファイルの最大数です。
    ブロックサイズは無条件に512バイトを指定してください。
    ブロック数はパーティションのサイズ÷512で計算してください。
    fdiskを起動してpコマンドで情報が見れます。
    そこに書いてあるBlock数は1024バイトで計算してあるのでB-Freeではこれの2倍の数字を設定してください。

    例 ./mkfs /def/hda4 604800 512 1000

    ここは300MB(かなり大きい)の例です。

    実行すると、superblock = 数字, bitmap block = 数字, inode block = 数字と一行だけ表示されます。
    5行表示されているとLinux用のmkfsが実行されていますのでコマンドを正確に打ち直してください
     

  9. mkfs が成功したかを確認します。

    statfs を実行してファイルシステムの中を覗いてみます。
    注意:statfsコマンドはroot権限がないと実行できません。

    statfs /dev/hda4 dir /

    実行すると

    2   20666        0000    0000    .                     60byte
    2   20666        0000    0000    ..                    60byte
    2   20666        0000    0000    lost+found   40byte

    lost+foundがあれば成功です。
     

  10. /systemディレクトリの制作

    ファイルシステムを入れるためのディレクトリを制作します。
    注意:statfsコマンドはroot権限がないと実行できません。

    statfs /dev/hda4 mkdir /system

    なにも表示されなければ成功です。次のコマンドで確かめてください。

    statfs /dev/hda4 dir /

    6   20666        0000    0000    .                     80byte
    6   20666        0000    0000    ..                    80byte
    2   20666        0000    0000    lost+found   40byte
    3   20666        0000    0000    system         60byte

    systemがあれば成功です。
     
     

  11. B-Free OS をファイルシステムに入れます。

    注意:statfsコマンドはroot権限がないと実行できません。
    8. で作成した B-Free OS を新しく作ったファイルシステムの中にコピー します。
    /system/btron386 という名前でコピーする必要があります。

    cd kernel/BTRON/make
    statfs /dev/hda4 write /system/btron386 btron

    これで、/system ディレクトリの下に btron386 というファイルが作られ ます。

    statfs /dev/hda4 dir /system

    3   20666        0000    0000    .                     80byte
    6   20666        0000    0000    ..                    80byte
    1   0666          0000    0000    btron386      323584byte

    btron386 というファイルがあれば成功です。

  12. boot します。

    ブートフロッピーを入れてマシンを再起動します。

    ブートプログラムが起動すると、boot> というプロンプトを表示します。
     

  13. BTRON OS が起動させます。

    >boot ハードディスクから起動 ハードディスクの位置 パーティーションの位置

    >boot hd 0 2

    init>と表示されれば成功です。


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