[b-free 873] 実身の名前について、他。2

Hideaki Suzuki (H1Suzuki@Bridgew.edu)
Wed, 29 Oct 97 02:19:09 -0500

ひきつづきます。Aki です。

[b-free 802] Night さん。

|> 95 は(心底)使えない。
|
|と書いておきながら、
|
|>  と、<常に>肝に銘じて使うこと。
|
|使うんですか?
|# とちゃちゃ。

邪悪な自然淘汰の原理が効いてますね。良い物は消えていく。^^;;;;
B-free が PC-AT で動いて LAN が使えて、HTML3 + Java が見れて、 TAD を完全装備
した多国語の Editors が動いて、表計算と予定表と Presentation 用の App が使え
て、で、有る程度の Program (今のところ C++/Prolog/Java) が Self で動けば、僕
は、他の全ての OS を捨てます。動画処理と Photo-retouch はこの際望みません。:
-P

だって、(多国語以外は)みんな 95 の上でやってることだし。^^;
今の僕の OS 構成は 95+DOS6+1B3。でたぶん、HD 買い次第 Linux を入れるかな。授
業で使うから。B-free は、Linux が入り次第、しばらく同居ですね。(その頃には同
居可能だと良いけど :)

|> # Linux は、核で 2〜3メガ?
|> # X を入れて、100 メガ?
|
|核って?
|
|今の Linux のパッケージだと、X を「入れずに」 100MB くらいは使いそうです。
|特別に環境を自分で作っても、50MB を切れるかどうかというところでしょう。

ああ。核って、そんな「中心核」とか言う意味じゃなくて、「最低限必要な構成」程
度の意味ね。<Boot して、Prompt 得るのに。
しかし、X ぬきで 100M は行くのか。ちょっと、甘く見てたな。まあ、500M の HD も
、1G も最近はそうは変わらないけどさ。

|> |いファイルシステムも TAD もなし)。ただし、このファイルシステムを実装
|> |する目的として現存の BTRON OS とのデータ交換をするということがあるので、
|> |BTRON1 仕様と違っている部分もあります。
|>
|> でも、UI は基本的に同じなのですよね。
|> B-free は、BTRON1 の Super-set になると考えて良いのですよね?
|
|ここでは、UI (HMI?) についてはひとことも書いていませんが。。。
|
|API についていえば、BTRON1 のものを踏襲しますが、引数については
|変わる可能性が大きいです。
|また、BTRON1 が前提としている CPU は 80286 (!= 80386) なので、
|メモリ関係、CPU 関係の API はかなり変わるはずです。

えっと、UI についていったのは、UI が変わらないと言うことは、有る程度、file-s
ystem も同じ部分が多いだろうと。例えば、実身名がよい例ですね。でも、一連の話
を聞いていると、UI も結構替えるみたいなので、Super-set とかではなく、「ちょっ
と BTRON1 を参考にした別物」と考えて良いのですね。ところで、どの辺までを、BT
RON ってよんで良いのだろう? 美崎さんの HP を読む限り Zero のμTRON keyboard
も TRON keyboard と認めないような強硬な立場を坂村教授は取るようだから、その
辺を知りたいなぁ。

まあ、何が、BTRON? っていうのは、UI+DATA の話であって、中身と関係ないのは確
かだと思うけど。「BTRON 仕様 OS の UI」とかって、規定をしてくれると TRON 協会
から認証とかもらえるのだろうけどね。

# どちらにしろ、いまの BTRON という OS はみんな、
# "BTRON-spec OS" でなく、"BTRON-like OS" だけどさ(苦笑)。

|BTRON3 って BTRON2 から派生したんですか?
|BTRON1 ではなくて?

えっと、僕が理解しているところでは、
「BTRON2 の実装が難しすぎたという経験を生かして、BTRON1 の仕様を踏まえて、BT
RON2 の適応範囲を BTRON3 で達成する」という話ではなかったでしたっけ? 勝手な
理解かも知れないけど。そういうことで、中心核とかは、かなり、BTRON2 っぽいのだ
ったと思うけどなぁ。完全な記憶違いだったかも知れない。

# まあ、どちらにしろ、3B は内部がかなり整理されているの
# ですよね? 1B はほぼ一緒くただけど。って、関係ないか。

|期待するならば、むしろ BTRON4 では?

BTRON4 は「実身仮身モデル」を越える idea が無いと作って欲しくないなぁ。^^;

|# そういえば、1B って FD 以外の外部記憶装置にはファイルをコピー
|# できないんですよね? 他のマシンにファイルをもっていくと、リンクが
|# どんどん切れてしまうような。。。

いえいえ、「間接リンク」がどんどん増えていくのですよ。
で、「この参照先は DNS が存在しません」って。(^^;;;

[b-free 805] 引き続き、Night さん

|今度は、文字数ではなくファイル名に許すバイト数という観点で
|議論しませんか?

UI からではなく、file-system の側からと言う意味ですよね?
分かりました。

[b-free 806] Yasushi Suzuki さん。

|> Wellbeen の鈴木さん。初めまして。:)
|
| 些細なことですが、WellBean でございます。
|Wellbeen と聞こえることは意図のひとつでは
|ありましたが。

これはこれは。大変失礼いたしました。
Well-being か迷ったのですが、どちらにしてもはずれたみたいですね。やっぱり、A
lphabet に直すべきではなかった。^^;;;;
そういえば、社名って登録時にはカタカナまでしか受け付けないのですよね。面白い
国。>日本。 :)

| 私は特に離れ業をしていないと思いますが。何か新し
|いものを作るときは、メモから始まって presentation
|の時点では整然とした説得のための資料になっているの
|は当然でしょう。

Tree な file-system 上で、特別な App (outline-processor や idea-processor) を
使わないで Yasushi Suzuki さんのやっていることをやろうとしたら、離れ業になる
と思いますよ。少なくとも、僕はどうやったらいいか思いつかない。^^;
その辺のことを言いました。

|> 革命的な使い方に挑戦して、ネットワークを最大限使ってみよう!
|> 僕もまだ、革命には至ってないけどさ。
|> ^^;
|
| 革命的な使い方に挑戦する余地が、「私」にはない
|のですよ。「ネットワーク⊇(異なる記号!)ツリー」
|ですから自然な拡張。革命的になりようがありません。

確かに、僕の使った記号(⊃)より「⊇」の方が正しいですね。それで、どうして成
りようがないかは、ちと分かりませんけど。
少なくとも、Tree の束縛を越えて、

 1 一つの情報に到達する道が一つではなくなった。
   よって、「道」自体が意味を持つかも知れない。
   たとえれば「結果より過程が大切」とでもいうように。
 2 参照のため不用意に複製を作る必要が無くなった。
   よって、情報源が意味無く分散することが減った。

とかありますから。で、直ぐに思いつく使い方としては、実身を Place-folder とし
て使うとか。何かの情報が参照関係の中で予想されるときに一応、実身を作っておき
、あとでそれを特定する。実身内容が全く別になっても「その実身がそういう参照の
され方をしている」という事実は保存されますからね。その事実を前提にするような
情報があれば、それは、すこしだけ革命的かな。

# たとえば、なにかの選択肢が10あり、そのうち3っつ選ぶ
# 事が決まっているとき、その選ぶという事実を空の実身3っつ
# で表現できる。
# 利点として、実身仮身ネットワークで見たときに、「3っつ
# 選ぶ」という事がネットワークと実身名から理解される。

まあ、「実身仮身ネットワーク」を「ネットワーク構造」として観測できれば、使い
方は未知数なんじゃないんですか? ただ、僕も感じるのは、ウインドウが繰り返し
開くだけでは、ただの、木構造と対して見た目は変わりませんよ。とくに、Web のよ
うに、ウインドウも開かずにリンクを移動するとなると、そりゃあもう、平坦な世界
ですよね。pwd & cd と ls を繰り返し入力しながら仕事を進める unix と、そんなに
変わりはないとさえ思います。

|ですが、私は物理学を専攻しておりましたが、少し前
|に”「場」の論理”が流行ったとは知りませんでした。
|その流行った云々の出典を教えていただけますか?

正直、「しまった!」っと思ったのですが(笑)。
出典は提出できません。
どう言う事かと言いますとこの流行説は僕が「どっかで読んで納得した」ものだから
です。

| 私の知る限り、物理学における「場」というものは17
|世紀からずっと重宝に用いられている概念です。少し前
|に流行るとかといったものではないと思うのですが。

そうですね。
でも、いろいろな分野で応用され出したのは比較的最近の事なのではないのでしょう
か?

| また、”「場」という見方を当てはめた”とおっしゃっ
|ていますが物理学における「場」という考え方を当てはめ
|たということでしょうか? もしそういうことであれば、
|この Mailing List に投稿する際には物理学における場の
|定義を明示してから議論した方が良いでしょう。時間の節
|約になると思います。

まあ、今となっては、提示する必要もない気はするのですが、一応、僕の理解してい
る「場」の役割を少し。
話は簡単で、

 目に見える対象同士の相互作用から全体を理解するという視点を、その対象の背景
にある媒体を類推し、その媒体と目に見える対象との相互作用から全体を理解すると
いう視点に移した。

という辺りが、新しかった(流行った)という事です。例えば、Sociology とかは「
場」の応用そのものだと思うけど、だだの偏見かなぁ。他にも、調べればすぐ、いく
つか例は出てくると思うけど。(特に文系っぽい科学で)

そんなこんなで、仮身(と言うか実身それぞれ)の集合が一つの「媒体」を背景に類
推可能にするんじゃないかなと。その「場」は仮身を集めてしまうことでできてしま
うし、また、できてしまうことで仮身の意味に影響を及ぼすと。で、仮身の意味とい
うのは、当たり前として、そうして場から影響を受けた意味じゃないかとね。僕は思
ったわけですよ。そういうことで、仮身に表示される実身名は、ネットワークから単
独で取り出したら情報を失うと言ったのです。すこし、良くなりましたか? >僕の
説明。