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[b-free: 1624] 最新ソースを CVS で取得できるようにしました
隆一です。
さて、これまで B-Free OS のソースは、適当なタイミングで tar + gz の形
でファイルにまとめて公開していました。これだと、公開の間の修正は、修正
者以外見ることができません。あまりに公開の間が長いと、なーにをやってい
るのかということで心配になってきますよね?
そこで、今回 ns.tron-net.gr.jp から CVS を使って、最新のソースを逐次取
得できるようにしました。
今のところ、どのような修正が行われているかを見ることは難しいですが、こ
れも cvsweb というツールを使って Web 上から簡単に把握できるようにする
つもりでう。cvsweb 以外でもよさげなツールがあったら教えてください。
で、使いかたです。CVS は、ソースの取得だけでなく修正を加えたソースの反
映もできますが、今回は取得する方法だけを説明します。取得だけでなく、変
更したファイルをアーカイブに反映する方法については、B-Free kernel ML
の方で説明します。
まず、CVS をどこからか落としてきます。CVS は、GNU のアーカイブに入って
いますし、GNU 以外でも http://www.cyclic.com/ などでもダウンロードでき
ます。cyclic.com には、UNIX 以外でも Windows、OS/2、Macintosh で使える
バイナリがあるようです。この説明では、UNIX を前提として説明します。
落としたツールをコンパイルします。これは、ダウンロードしたファイルを展
開すると、INSTALL というファイルがあります。このファイルを読んでコンパ
イルしてください。基本的に configure; make install で OK のはずです。
CVS では、リモートのマシンからソースを落とす方法が何種類かあるのですが、
今回は、誰でも落とせる方法として pserver を使った方法を説明します。
・まず環境変数を設定します。設定する環境変数は、CVSROOT という変数です。
下線部を入力してください。
■ bsh 系のシェル(bash/ksh/bsh) の場合。
$ CVSROOT=:pserver:anonymous@ns.tron-net.gr.jp:/usr/local/src/master
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
$ export CVSROOT
~~~~~~~~~~~~~~
■ csh 系のシェルの場合。
% setenv CVSROOT :pserve:anonymous@ns.tron-net.gr.jp:/usr/local/src/master
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・cvs の anonymous ユーザにログインします。
(実際に、ns.tron-net.gr.jp にログインするわけではありません)
$ cvs login
~~~~~~~~~
そうすると、パスワードを聞いてきます。パスワード anonymous を入力し
ます。
(Logging in to anonymous@ns.tron-net.gr.jp)
CVS password: anonymous
~~~~~~~~~
このパスワードは、~/.cvspass というファイルに記録されますので、
次回からは入力する必要はありません。
・次に、ダウンロードしたい適当なディレクトリに行きます。ここでは、
/tmp/foo というディレクトリにダウンロードすることにします。
$ mkdir /tmp/foo
~~~~~~~~~~~~~~
$ cd /tmp/foo
~~~~~~~~~~~
・cvs を実行します。ソースファイルを持ってくる場合には、cvs コマンドに
checkout を指定します。
$ cvs -z3 checkout btron-pc
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そうすると、サーバ (ns.tron-net.gr.jp) から最新のソースがカレントディ
レクトリにダウンロードされます。
-z3 というオプションは、通信路上で圧縮した状態で転送するかどうかを指
定します。3 という数字は、圧縮のためのパラメータです。
現在すべてのソースを落とすと 2M 強になります。これは、圧縮していない
状態のもの。圧縮パラメータをつけておくと大体 10 分から 20 分ほどで
ダウンロードできます。
本当は、CVS を使って全部落とさなくても、ftp から最新のソースを取って
きて、それを展開すれば同じことができるはずなんですが、試していません。
その場合には、ソースを展開したディレクトリ(btron-pc が入っているディ
レクトリ。btron-pc の中じゃないよ)で、cvs -z3 checkout btron-pc を実
行することになります。
これで、最新のソースがダウンロードできました。一旦ソースをすべて落とす
しておけば、次回からは変更のあったファイルだけをダウンロードしてくれま
す。適当なタイミングで cvs -z3 checkout btron-pc を実行してみてくださ
い。
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