カーネルの make 方法
内藤 隆一
1998/Feb/18 初稿
1999/May/2 改訂
□ ディレクトリ構成
B-Free OS のソース環境は以下のディレクトリ構造になっています。
boot ブートプログラムのソースです
kernel 中心核(ITRON)および周辺核のソースが入っています。
kernelディレクトリは更に次のディレクトリに分かれています。
ITRON 中心核(ITRON)のソースが入ります。
BTRON BTRON API を提供するための周辺核(群)が入ります。
device デバイスドライバ群のソースが入ります。
make カーネルを作成するためのディレクトリです。
POSIX POSIX 互換サーバが入ります。
□ make の実行
作成は以下の順序で行ってください。
1. boot プログラムの作成
boot ディレクトリにて、make を実行し、boot プログラムを作成してください。
bootimage というファイルができます。
2.カーネルの作成
kernel/BTRON/make ディレクトリにて、make を実行してください。
(必要なファイルがコンパイルされます)
make 終了後、btron というファイルができます。
3.ブートプログラム/OS イメージをそれぞれ別の FD に落としてください。
cp boot/bootimage /dev/fd0
cp kernel/BTRON/make/btron /dev/fd0
4.POSIX ファイルシステム FD の作成
POSIX 環境を作成するには、更に POSIX ファイルシステム FD を作成する必要があります。
作成手順
(1)kernel/POSIX/mkfs ディレクトリにて mkfs コマンドを作成
make mkfs
(2)FD を論理フォーマットする
./mkfs /dev/fd0 2880 512 100
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