In message <199709290617.PAA32015@b-free.orient.co.jp>
"[b-free 670] Re: 仮身名"
"h1suzuki@bridgew.edu (Hideaki Suzuki)" wrote:
h1suzuki> どう云う事?
h1suzuki> 主たる参照は一カ所というのは、表現がおかしくない?
一つの決まった本来の位置(主たる参照)があって、他はそれを
単に(参考として)参照しているに過ぎないというイメージです。
h1suzuki> 林さんも気付かれているように「文脈に依存しない名前付け」は確かに不可能です。
h1suzuki> そして、ここでもう一つ。もし、ある実身が一つの場所からしか参照を受けないよう
h1suzuki> な物なら、その場の影響に強く依存しても云いと思います。ですが、(その実身仮身
h1suzuki> ネットワークの作る「場」の中で==林さんの云う「Javaマニュアルのなか」で)い
h1suzuki> くつかの参照を許すなら、より抽象度の高い名前を実身名に付け、文脈による部分は
h1suzuki> 、仮身名にするのがよいと思う。
「抽象度の高い名前」は理解できませんね。それは実身の本質
を表すの? それとも実身を指す一つのキーに過ぎないの?
「Javaマニュアル」の例だと、メソッドを説明する実身の本質
を表す名前はフルスペル(「<フルスペル>の説明」の方が正確?)
でメソッド名ではないでしょう。メソッド名は実身を指すキーの
一つではありますが本質ではないです。
少し主張を修正しておきましょう。
実身自身が複雑な概念を扱っているとき、内容の本質を表す
実身名は長くなりうる。それより短い実身名は実身のある面を
表すキーではあっても実身の本質を正しく反映はしない。
実身の内容が実身名の言葉を定義する場合は例外ですけど。
一般的にいって、言葉を発明しない限り複雑な概念を短く表現
することは不可能です。
大体において複雑な実身群に埋め込まれるような実身は扱う
概念が複雑なので、本質を表す実身名は長くなると思います。
h1suzuki> Java のマニュアルの件に云えば、全ての同じ名前の Method を集めるときになっ
h1suzuki> て初めて、仮身名で(かつ実身中もしくは注釈機能で)それぞれの Method を識別で
h1suzuki> きればいいと思います。
実身の本質に関わる情報を他の実身にばらまいてどうするの?
--- 林(takanori@ohsaki.meidensha.co.jp)