> 訪問されてどうでしたか?
>成果をお聞かせください。
傍らで聞いていただけで、あまり専門的なことはわからなかったの
ですが、私がわかる範囲でレポートします。
越塚先生訪問記
8月4日、午後5時半に丸の内線本郷三丁目駅改札に集合
集まったのは内藤さん、長谷川さん、藤永さん、三原さん、小池でした。
途中、和菓子屋でお土産に水羊羮を買った。
6時前に、越塚先生の研究室に到着、部屋のインテリアは
坂村先生のデザイン。研究室の隣りの文学部情報メディア室
も見せてもらう。ここはサーバーや、高性能スキャナーなどが
所狭しとおいてある。
[b-free 458] ミーティング議事録(97/7/13)には
>●越塚さん訪問
>○質問
>・User Interfaceに関して。
>・TADのエンディアンに関して。
>・論文の内容に関して。
>・高レベルなWindos System、つまりWindowのモデルについて。
>・userから見たHMIに関して。
>・BTRONがNetworkに繋がったときのInterfaceについて。
>・BTRONがNetworkに繋がったときの資源の共有について。
>・漢字について。
がありましたが、質疑の内容はこれにそったものではありませんでした。
質疑全体としては「BTRONの新規開発は、今はお休み状態」という印象でした。
お話を聞くと、今は東大の120周年のイベントなどで忙しくてBTRONの研究は
越塚先生も含めてあまりやっていないようです。
デジタル ミュージアムなどのアプリケーションや、コンテンツのデジタル化
に力を注いでいて、これらが一段落してからまた研究を再開するようです。
内藤さんや、藤永さんがテクニカルな質問をいくつかしていましたが、
それらについてはっきりとした回答をいただけたようではないようです。
以後、質疑の内容について私が聞き取れた範囲のものを書きます。
・BTRONの仕様について
プロハンやSIGBTRONで出されたもの以外にはBTRON3の仕様についてなどは
特にまとめたものはないようです。PDAのB-rightについても
同じように仕様書は坂村研にもPMCにもないようです。
・BTRON2の開発について
BTRON2についてはやめたわけではないが、今はやっていないようです。
優先順位としては「漢字」が先のようです。
・漢字10万字BTRONについて
とにかく漢字が入出力できて、検索できて、ファイル名やメニューですべての漢字が
使えることを目指しているということでしたが、詳細は越塚先生も知らず、
PMCがすすめているということです。
・電脳住宅について
内藤さんが電脳住宅で使用された分散協調の研究成果などが表にでていないので
それらについての研究資料の有無についてお聞きしたが、
越塚先生も当時学部の学生だったので詳細については知らないと
おっしゃっていました。
・弱い標準化について
越塚先生はデータとインタフェースは不滅であり、それらを維持できることが
弱い標準化につながるというようのこともおっしゃっていました。
しかし、多国語機能なので言語切り換えをサポートしていくとデータフォーマットを
変えていかざるをえず、そのへんも苦労なさっているようです。
・結果として
研究室訪問のあと、本郷の飲み屋で「ミーティング」をしましたが、
成果はあったような、ないような.....
結論は「B-Freeは我が道を行く」という感じでした。
データ互換でもアプリ非互換もやむなし、自分たちがよいと思ったことを
B-Freeにいれていくべきで、それがB-Freeになる...ということでしょうか
「本家」には隠されたBTRONの秘めたオリジナルの仕様があると思って
いってみたら、現状ではオリジナルはお休み状態だったのです。
最後に私たちを暖かく迎え入れ、快く質問に答えていただいた
越塚先生に感謝したいと思います。
藤永さんは越塚先生から論文などの資料をいただいていましたね。
それについてコメントいただけたら幸いです。
内藤さん長谷川さん三原さんも是非詳細なレポート、感想をお願いします
内藤さん、長谷川さんが「坂村研探検ツアー」を企画しているようです。
楽しみですね。
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プロハンですが、私の担当の
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はすべて完了し、真鍋さんに「手渡し」しました。
100ページ丸写しですね。
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