[b-free: 544] 96/01/21 議事録 ( カーネルグループ )

Naitoh Ryuichi (night@bfree.rim.or.jp)
Fri, 02 Feb 1996 00:34:34 +0900

隆一です。

遅くなってしまいましたが、1/21 に行ったカーネルグループミーティング
の議事録です。

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カーネルグループ出席者
長谷川、藤井、藤永、内藤
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議題

1. BTRON 環境のユーザプロセスを起動する場合の処理

プロセスマネージャを作っている藤井さんから説明。
(ここでは、BTRON のシステムコールを小文字で、ITRON のシステムコール
を大文字で示しました)
まちがっていたら、コメントお願いします > 藤井さん

AP1 プロセスマネージャ lowlib
(起動するプログラム)

|
cre_prc()
+-------------------------+
CRE_TSK() *1
| <-- ここでは仮想空間の設定はで
| きない(ハンドルのアドレスが
| わからないため)。
STA_TSK()
+-------------------------+...........||..........+
| 仮想空間の設定
| |
| ファイルのロード
| |
| スタックの設定
| |
| AP のスタートアドレス
| にジャンプ

2. lowlib のスタートアップアドレスをプロセスマネージャはどうやって知る
のか? (*1 の部分)

とりあえず、固定番地とする。

3. BTRON 環境のユーザプログラムが region でマップされていないアドレス
にアクセスした場合の処理をどうするか。

以下の案が提出された

1) ITRON の仮想管理で Region を設定していない仮想アドレスに
アクセスがあった場合には、特別な処理をするように変更。
(lowlib のデフォルトハンドラ(というのを新しく作って)呼び出す)

2) ITRON からメモリマネージャに直接通知

3) Region を階層構造をとるようにして、プロセスの生成時にす
べての領域 (4G) をカバーするだけの region を作ってしまう。
(Region は FIFO のリストで管理し、新しい順で Region を
サーチする)

3) の案がいいということになった。

4. システムが異常終了する場合に、マネージャにどうやって通知するのか?

=> 結論は出ず、後に続く議論が必要。

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内藤隆一 (ggc00661@niftyserve.or.jp/night@bfree.rim.or.jp)