From: Takanori Hayashi <takanori@ohsaki.meidensha.co.jp>
Subject: [b-free 799] Re: 実身名についての見解
Date: Mon, 20 Oct 1997 09:21:48 +0900
Message-ID: <9710200021.AA20106@clare.ohsaki.meidensha.co.jp>
> 林です。
>
> In message <199710181350.WAA04115@bfree.rim.or.jp>
> "[b-free 784] Re: 実身名についての見解"
> "Naitoh Ryuichi <night@bfree.rim.or.jp>" wrote:
> night> 林さんの見解については、基本的に合意します。
> night> ただ、少し疑問があります。
> night>
> night> > 図形文字については、外字に対する要求が強いとの推測から、条件
> night> > 付きで容認する。条件としては
> night> > (1)実身名にTADを含むことがファイルシステムの実装上許容できる
> night> > 負荷で可能であること。
> night>
> night> 実身名に TAD を含むことでファイルシステムの負荷はそんなに増えるのでしょ
> night> うか?
> night> TAD といってもファイルシステムでは、単なるエスケープとして扱うだけです。
> night> 処理としては、0xffXX というデータが来たら、長さを調べて比較するだけな
> night> ので、そんなに複雑な処理ではないと思います。
> night> むしろ、多国語(多文字コード)のための処理の方が複雑ではないでしょうか?
>
> まず、多国語対応の処理はファイルシステム・レベルでは不要です。コード
> に0xff(TRON特殊コード、TRONエスケープ)が入っている場合だけ特別の処理
> が必要なのです。言語指定コードは無視して構いません。
うーむむむ。
たとえば、get_lnk で指定するパス名の中に、言語指定コードに同じものが入っ
ている場合も考えられます。そういう場合には、余分な言語指定コードを外す
とかする必要はないですか。
それに、ネットワークワイドの環境を考えた場合、ディスク中にあるファイル
の名前がどの言語コードではじまっているかを考慮する必要があります。
また、文字コードは、一文字の長さが 1 バイトの場合と 2 バイトの場合があ
ります。それぞれ、処理を変える必要があります。一文字の長さがどれくらい
かは言語コードによって変わってきますから、ファイルシステムは、言語コー
ドがきたら、以降の文字がどういうものかを調べる必要があります。
ちょっと思いついたものを並べただけでも、これだけあります。
結局、ファイルマネージャは、パス名を処理する場合に、言語コードを認識す
る必要があるのではないでしょうか?
パス名中に言語コードが多重に入っている場合の扱いについては、考えかたに
よると思います。私としては言語コードの入りかたが違っていても、ファイル
名が同じかどうかをきちんと処理できるようにしたいところです。
--- B-Free プロジェクト実行中! 詳細はこの Web ページへ (http://www.b-free.orient.co.jp/)内藤隆一 (rnaitoh@st.rim.or.jp)