フロッピーからbootとbfree起動の方法


   打ち間違いを避ける為、カットアンドペーストをお薦めします。

   注意 :root権限でアクセスしてください。

  1. フロッピーディスクを3枚用意します。
    一枚目は起動用
    二枚目はシステム本体
    三枚目はPOSIX
  1. B-Free OS のソースを落とします。
    URL: ftp://www.sccs.chukyo-u.ac.jp/pub4/B-Free/pub/IBM-PC/ の下に、b-free-pc.xx.yy.zz.tar.gz という名前で入っています。

    (xx.yy.zz はバージョンです。値の大きいものが新しいバージョンです)
     
  2. 落としたファイル (tar + gzip ファイル) を適当なディレクトリで展開します。

    tar xvzf b-free-pc.xx.yy.zz.tar.gz

  3. Make します。 boot ディレクトリに入り、make を実行します。

    cd boot
    make

    boot ディレクトリに bootimageというファイルができます。

  4. bootimageを一枚目のフロッピーディスクに書き込みます。

    注意:dd(cp)コマンドはroot権限がないと実行できません。

    dd if=bootimage of=/dev/fd0 または cp bootimage /dev/fd0

  5. kernel を make します。

    kernel/BTRON/make ディレクトリに移動し、make コマンドを実行します。

    cd kernel/BTRON/make
    make

    kernel/BTRON/make ディレクトリの下に btron というファイルができます。

  6. btronを二枚目のフロッピーディスクに書き込みます。

    注意:dd(cp)コマンドはroot権限がないと実行できません。

    dd if=btron of=/dev/fd0 または cp btron /dev/fd0

  7. ファイルシステム作成用のツールを make。

    kernel/POSIX/mkfs にあるファイルシステム作成用のツールを make します。

    cd kernel/POSIX/mkfs
    make

    kernel/POSIX/mkfs ディレクトリに mkfs と statfs というファイルがで きます。

    statfsはよく使うコマンドなので/sbinにコピーします。

    cp statfs /sbin
  8. 三枚目のフロッピーディスクにファイルシステムの作成。

    kernel/POSIX/mkfs を実行します。

    注意:mkfsコマンドはroot権限がないと実行できません。
     

    mkfs(BTRON用)はすでに/sbinに同じ名前のmkfs(Linux用)があるため
    間違いやすいので注意が必要です。

    ./mkfs /dev/HDのパーティション ブロック数 ブロックサイズ I-node数

    ]ブロック数はフロッピーで1880になります。
    ブロックサイズは512で固定です。
    I-node数はそのパーティションのファイルの最大数です。

    ./mkfs /def/fd0 1880 512 1000

    実行すると、superblock = 数字, bitmap block = 数字, inode block = 数字と一行だけ表示されます。
    5行表示されているとLinux用のmkfsが実行されていますのでコマンドを正確に打ち直してください 

  9. mkfs が成功したかを確認します。

    statfs を実行してファイルシステムの中を覗いてみます。
    注意:statfsコマンドはroot権限がないと実行できません。

    ./statfs /dev/fd0 dir /

    実行すると

    2   20666        0000    0000    .       60byte
    2   20666        0000    0000    ..       60byte
    2   20666        0000    0000    lost+found 40byte

    lost+foundがあれば成功です。

  10. boot します。

    一枚目の ブートフロッピーを入れてマシンを再起動します。

    ブートプログラムが起動すると、boot> というプロンプトを表示します。

  11. BTRON OS を起動させます。

    二枚目のシステム本体が入ったディスクと入れ替えます。

    >fdboot

  12. 三枚目のフロッピーディスクのファイルシステムを認識させる。

    11,からしばらくすると

    Root file system is... [fd]/hd:

    と表示されるので三枚目のフロッピーデスクと入れ替えてEnterを押します。

    init>と表示されれば成功です。

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