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[bfree-prj 194] Re: Mozilla.orgの顛末の日本語訳



From: Naitoh Ryuichi <night@bfree.rim.or.jp>
Subject: [bfree-prj 192] Re: Mozilla.org の顛末の日本語訳
Date: Thu, 06 May 1999 00:10:17 +0900

> 
> 隆一です。
> 
> From: Yasushi Shoji <yashi@yashi.com>
> Subject: [bfree-prj 191] Re: Mozilla.org の顛末の日本語訳
> Date: Wed, 05 May 1999 09:22:01 -0400
> Message-ID: <19990505092201B.yashi@yashi.com>
> 
> > From: Naitoh Ryuichi <night@bfree.rim.or.jp>
> > Subject: [bfree-prj 190] Re: Mozilla.org の顛末の日本語訳
> > Date: Wed, 05 May 1999 21:22:55 +0900
> > 
> > > > mozillaは他人(community)に頼りすぎていたような感がありませんか?
> > > > もちろん本当に書いていたのは netscapeの社員でしたけど、
> > > > とりあえず動くようにするまでは、開発者(達)が場を提供しなければ
> > > > comunityは形成されないと、RMSも書いていましたよね。
> > > 
> > > えーと、RMS がどこに書いていたのでしょうか?
> > > (RMS は、あまり、オープンソース運動にはかかわっていないような印象をもっ
> > > ていたのですけど……)
> > 
> > おおぼけです。RMSじゃなくて、ESRです。
> > RMSは opensouceにはあまり乗り気ではありませんm(__)m。
> 
> Mozilla.org って開発者(達)が提供した場ではないのでしょうか?

どうも、言葉がわるいらしいですね>じぶん。

ここで自分が「場」としてつかったのは、souce codeを*使える*環境のことです。
もちろん、mozilla.orgが提供した環境はすばらしいものばかりです。
bugzillaや、bonsaiなど他の software開発でも積極的に取り入れられ
ています。

しかし、一番大事な mozilla自身の souce codeが良い形で提供されていなかった。
# もちろん、JWZも一つの理由として取り上げています。

linusは mozilla.orgの様なものは作ってはいません。でも、linuxは
その当時 OS作りに興味のあった人が minixを用いて自分で試すことが
できました。そして communityが形成されて、*communityが* linux
を支援するためにまわりを固めていったと‥。
 
> そういう場を提供していることを前提とした上で、Jamie Zawinski は、
> Netscape の社員以外に開発者として参加した人が少ないと言っていたのでは
> ないでしょうか?

「communityが形成されていないのに、まわりを固めることにはしりすぎた」
だと、おもいます。communityが必要と感じてこそ、それが現れるわけで、
最初から必要以上与えられれば、それ以上の展開はありえない。

> 場というか開発者同士のコミュニケーションを行うための道具として 
> Internet が出現したことがオープンソースによる開発が出現した理由の
> ひとつですよね。Internet がなければ Linux もここまで発展しなかった
> でしょうし。

いろいろな要素があるのではないでしょうか。もちろん The Internetもですが。
pcの普及率とか「敵」としての商用 OSとか‥。どれが欠けてもだめだったでしょう。
linusの interviewでは「運が良かった」という彼の発言良くを見ます。

mozillaは、netscape navigatorをも敵にしてしまったと思います。
navigatorが一応動いている環境では mozillaをそれほどまでに
必要と思わなかったのでしょう。navigatorの souceは openされていないですし。
# JWZも navigatorの souceについて触れています。
--
                yashi@こんなに長々書くつもりじゃなかったけど‥。