[b-free 113] B-Free OS のマネージャ作成方針

Naitoh Ryuichi (night@bfree.rim.or.jp)
Mon, 11 Nov 1996 00:00:57 +0900

隆一です。

この前のミーティングでも話しましたが、藤永さんには外殻を担当していただ
くことになりました。
外殻の構造について、打ち合わせをはじめようとしているところです。

これまで、藤永さんが担当されていたメモリマネージャについては、私が代わ
りに作ることにします。

で、本題です。

マネージャの作業の進めかたについてですが、以下のようにしたいと思います
が、どうでしょうか?

1) ファイル、メモリ、プロセスの各々の構造について決める。
2) 最小限必要なシステムコールの洗い出し。
これは、BTRON OS に必要なシステムコールに必要性の順位をつける
ことを行います。
3) 各機能単位でのスケルトン(何もしないプログラム)の作成。
4) スケルトンを統合して実際の B-Free OS を作成する。
(これをバージョン 0.1 とする)
5) スケルトンに最小限必要なシステムコールの実装を行う。

それと、カーネルの作成方式ですが、4) のスケルトンを統合して B-Free OS
を作成することができた時点で、毎日、最新版を make する方法をとりたいと
思うのですが、どうでしょうか?

具体的に説明します。
まず、b-free.orient.co.jp にソースのバージョン管理の仕組みを構築 (これ
は、今私のマシンで動いている CVS の環境をそのままそっくり
b-free.orient.co.jp に移動することによって実現できます) し、開発者は修
正したソースを登録するようにします。登録は、直接開発者が
b-free.orient.co.jp にログインして行ってもいいですが、難しければ私にメ
イルでソースを送ってもらってもいいです。
そして、毎日最新版をソースを取り出し、OS を作成します。作成状況につい
てはログを採取しておき、必要な人にメイルで配布するようにします。
作成した最新版の OS は ftp で取れるようにします(この OS は、anonymouse
ftp で取れるようにする必要はなく、開発者共通のユーザが取ってこれるよう
にするだけでもいいと思います)。

こういう方式をとることによって、常に今の最新の OS を
b-free.orient.co.jp から取ってくることができ、各開発者の状況も分かると
いう利点があります。

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(http://www.b-free.orient.co.jp/)

内藤隆一 (ggc00661@niftyserve.or.jp/night@bfree.rim.or.jp)