[b-free: 40] Draft of B-Free Manifesto

磯山 卓志 (GGG03556@niftyserve.or.jp)
Mon, 12 Dec 1994 20:19:00 +0900

磯山です。

B-Free宣言について、私も少し書いてみました。

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B-Free宣言(94.12.12)

1)プロジェクトの目的

 B-Free(びーふりー)プロジェクトとは、BTRON仕様に準拠したOSを一か
らフルスクラッチで作成するプロジェクトです。

 我々は、我々が作成するBTRON仕様OSを『B-Free OS(びーふりー・おー
えす)』と名付け、仕様の設計とコーディングを行っています。B-Free OS
は、マイクロカーネルをベースとした完全なマルチタスクOSであり、32bit
以上のCPUを対象としたOSです。

 我々は、以下の三つの事実に勇気づけられ、BTRONを個人規模で作成す
る決意をし、また、BTRON規模のOSであっても個人規模で作成可能である
という根拠にしています。
・個人規模によるITRONの実装例がいくつも報告されている
・ITRONをカーネルとしたBTRONの実装例が報告されている
・フィンランドのリニュス・トルバルズさんが個人規模で作ったLinuxが、
 現実に存在し稼働している

 我々の作成するB-Free OSは、将来、ソースコードも含めてフリーに配
布される予定です。B-Free OSが全世界で使われ、TRONプロジェクトへの
理解者と協力者が増えることを願っています。

2)プロジェクトの目標

 ・32bit CPUを対象とした BTRON仕様準拠OS
  (80386/PowerPC/etc...)
 ・同OSのソースコード
 ・同OS上のセルフ開発環境
 ・同OS上のアプリケーション
 ・各種ドキュメント

3)プロジェクトの性格

 ・成果物の公開
  プロジェクトの成果物は、最終的にフリーで公開される予定です。

 ・著作権
  ここで発生した著作権は、B-Freeプロジェクトと、各メンバーに属
  します。

 ・メンバーの資格
  B-Free OSの作成作業に協力して下さる方なら、どなたでもメンバー
  になれます。

4)プロジェクトの現状報告

 現状の報告

5)当プロジェクトへの連絡先

  仕様の設計とコーディング等、メンバーになりたい方、また、それ以外に
  なんらかの形で協力して下さる方は、以下のメイルアドレスに連絡を下さい。
  開発用マシン(現在は、Linuxを開発環境としています)、ミーティング場所
  の提供なども助かります。
   B-Freeプロジェクトプロデューサ 長谷川 徹
   NIFTY-Serve NBF01763 (NBF01763@niftyserve.or.jp)

  また、B-Free OSのためのメイリングリストが設置されています。参加希望の
  方は、以下のメイルアドレスに連絡を下さい。
   B-Freeプロジェクトプロデューサ 長谷川 徹
   NIFTY-Serve NBF01763 (NBF01763@niftyserve.or.jp)