[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[b-free: 956] Re: TAD 実装方法?




 飯島です。

<000f01bd21be$74017f80$f90bd9ca@makotan>の記事において
makotan@a2.mbn.or.jpさんは書きました。

>> BTRON(TAD)の利点を最大に生かすことを重視したいですね。

 ですね。

>> 実際のTADの作り方を少しだけ考えてみませんか?

 いよいよ面白そうなところに踏み込んで来ました(^^)

>> ユーザから見た場合のTADと

 これは従来から言われてきていることですよね。

>> プログラマか見た場合のTADと

 ここは興味があります。
最近1Bのマイクロスクリプトがバージョンアップしまして
かなり本格的なアプリケーションも簡単に作れる環境が出来ました。
しかし結局TADがわからないと、まともなアプリケーションにならないのですよ。
そういった点においてせっかくマイクロスクリプトがあっても
敷居の高さはC言語で開発する時と変わらないのではないかと思います。
使いやすいTAD関係のライブラリorクラスライブラリはぜひ欲しいですね。

 ただ、具体的な話となると僕の能力を超えてしまいます。

>> システムから見た場合のTADですね。

 同様に、ちょっと僕には能力不足(^^;

 ところで現在のBTRONの標準的な開発のための言語はC言語ですし
B-FreeでもC言語が標準的な地位を占めています。
ですからオブジェクト指向言語でC言語のライブラリの代わりとなるような
クラスライブラリを最初から作るというのは大変な作業だと思います。
そこでC言語のシステムコールとアプリケーションの間を取り持つような
クラスライブラリを作るというのはどうでしょうか?
アプリケーションから使いやすいクラスライブラリを利用すると
クラスライブラリがC言語のシステムコールに翻訳してシステムコールを
発行してくれる。
そうすればC言語のシステムコールをいじらずにオブジェクト指向で
プログラムを組めます。
で、余力が出てきたらC言語のシステムコールをオブジェクト指向で書き直す。
たぶん、この時期においては(翻訳するだけの)クラスライブラリが
かなり使われていると思うので、引数などの仕様も固まっていると思います。

 面倒かな?


--------
    電気通信大学 情報システム学研究科
        情報システム運用学専攻 鈴木(和)研究室
            飯島 清高 (Kiyotaka Iijima)
    E-mail : iijima@cocktail.cas.uec.ac.jp
    H.P.   : http://www.cocktail.cas.uec.ac.jp/~iijima/