B-Free メイリングリストの皆さん、こんにちは。
3週間ほど前のメイルへのレスになってしまいますが。
>> On Wed, 01 Mar 1995 23:06:00 +0900, NBG02447@niftyserve.or.jp said:
> 大島です。
> 以前、ミーティングにおいて、B-Free Standard File Systemでは、長い実身名
> を使用可能とするという話がありました。
はい。
少なくとも POSIX 程度の 256 文字(512 バイト?)は欲しいですね。
長いファイル名をサポートする時の問題点としては、BTRON1 の仕様ではファ
イル名の *最大長* というのが決めうちになっているものがあるということで
すね。
これらについては、ファイル名の最大長を表に出さないような、仕様の変更/
拡張 が必要に思います。
ここで、考慮しなければならないのは、今の 1B のファイルシステム上でも長
いファイル名をサポートする必要があるかどうかです。
私の意見としては、Windows/NT のように(無理矢理)変換するような方法をと
るよりは、ファイルシステム毎に最大長が違ってもいいように思えます。
実際、昔ちょっと書いたようにファイル *名* として TAD をサポートするこ
とができたら、ファイル名の最大長は 256 文字でも足りなくなりそうです。
# Windows/NT で、256 より長いファイル名をサポートするような新しいファイ
# ルシステムができたら、MS 社はどうするんだろう。。。
> ここで、アプリケーションが新しい実身への保存を行う場合、実身を書き込む
> ファイルシステムで使用できる実身名長をチェックするのは、誰が行うんでしょ
> うか?
> アプリが行う場合:
> 1)アプリケーションは、入力された実身名が長すぎると判断する。
> 2)アプリケーションは、ユーザにファイル名が長すぎることを伝え、再入力を即
> す。
> OSが行う場合:
> 1)OSが不正な実身名であることをアプリケーションに伝える。
> 2)アプリケーションは、ユーザに不正な実身名であることを伝え、再入力を即す。
これは、OS というか、ファイルシステムマネージャがエラーとするのがいい
のではないでしょうか?
ファイルシステムが複数混在したシステムでは、アプリケーションがファイル
システムが許すファイル名長をチェックするのは難しいでしょう。
(もちろん、不可能というわけではありません。ファイルシステムの情報を得
るような仕掛を作って、ファイルをアクセスする前にファイルシステムの許す
最大名長がどれくらいかを調べればいいですから。ただ、これだとアプリケー
ションに負担がかかりすぎるような気もしますが。。。)
蛇足ですが、今の 1B でも OS でチェックする機能はあると思います。
(E_FNAME というエラー番号も定義してあることだし)
> また、OSが行う場合、どの程度のエラー情報がアプリケーションに返せるんで
> しょうか?
> 「実身名が不正(使用できない文字があるなど)」くらいなのか、「実身名が長す
> ぎる」まで返せるのか。
これは、どちらも OS / ファイルシステムマネージャがチェックできます。
ファイルシステムマネージャがこれらの限界を決めるのですから、チェックで
きないことはあり得ないと思います。ですよね? > ファイルシステム担当者
> p.s.
> この疑問も、時期が早過ぎますね。
いえいえ、この辺は仕様にもかかってくる問題ですから、早すぎるということ
はありません。
-- 内藤隆一 (ggc00661@niftyserve.or.jp)