Subject を 「それは機械が壊れている」から、「ファイルシステムの
信頼性」に変更しました。
From: Takanori Hayashi <takanori@ohsaki.meidensha.co.jp>
Subject: [b-free 510] Re: それは機械が壊れている
Date: Thu, 11 Sep 1997 18:38:37 +0900
> 林です。
>
> In message <199709110831.RAA04997@hisoft.soft.hitachi.co.jp>
> "[b-free 508] Re: それは機械が壊れている"
> "Ryuichi Naitoh <naitoh_r@soft.hitachi.co.jp>" wrote:
> naitoh_r> えーと、論理ブロックのアクセスの単位が物理的なブロック単位とずれたとし
> naitoh_r> ても、性能は劣化しないような気がしますが、どうでしょうか?
> naitoh_r>
> naitoh_r> 最終的にファイルシステムが物理ブロック単位でアクセスするようにすれば、
> naitoh_r> 論理ブロックのデータ + 訂正用の情報 > 物理ブロック単位でも、性能は劣化
> naitoh_r> しないと思います。
>
> うーん、どうかな。あんまり変わらないような気もしますね。
もちろん、訂正用の情報の分だけディスクとのやりとりが増えますから、
その分性能は劣化するわけですが、むやみに落ちることはないと思います。
> naitoh_r> ITRON/FILE であらかじめ領域を連続ブロックで確保しておくというのは、
> naitoh_r> 物理ブロックを意識してというよりも、ディスクブロックのアロケート時間
> naitoh_r> (空いているブロックのサーチ時間) の方を意識しているのではないでしょう
> naitoh_r> か?
> naitoh_r>
> naitoh_r> # 誰か、この辺のことを知っている人はいませんか? > all
>
> ITRON/FILEの想定問答集にあったような気もしますので確認
> してみます。
itron-club ML にでも聞いてみますか?
> naitoh_r> うーん、こういうディスクを丸ごとこわれてしまう話は、ファイルシステムで
> naitoh_r> はちょっと救いようがない気がします。
> naitoh_r> (いや、もちろん、RAID のようなことをすれば別ですが。。。)
>
> でも、そういうパターンって多くありません? あとscandisk
> するたびに不良セクタが増えていくとかいう話を聞いたことは
> ありますけど。
うーん、それこそ「それは機械が壊れている」話ではないですか?
scandisk するたびに不良セクタが増えていくのは、媒体の故障というより、
ディスクのコントロール基盤の故障のように思えますけど。
原因が何であれ、ファイルシステムで救うより、ディスクを丸ごと交換した
方が正しい解決策でしょう。
> そういえばscandiskとかってどうやって異常を検出している
> のだろう。やっぱり読み出しそのものがエラー応答を返すの
> ではないかな?
> naitoh_r> > 訂正データとログでは要求されるものが違うと思います。
> naitoh_r>
> naitoh_r> 信頼性の要求度に差はあるかもしれませんが、基本的には両方とも信頼性向上
> naitoh_r> のためでは?
>
> 要求度というより方向性が違うような。
ログに収める情報にファイルのデータも含めるようにすれば、結局訂正データ
を付加するのと変わらないと思います。
(結局、Log-structured file system では、そういうことをやっているわけで
すから。もっとも、ログの中にデータ本体を入れてしまっているので、データ
本体が独立して記録されるわけではないですが)
> naitoh_r> GDI をカーネルに移したのは、NT 4.0 からでしたっけ、折角サブシステムを
> naitoh_r> 分離して信頼性を上げているのに、バージョンを上げて信頼性を下げているの
> naitoh_r> では世話ないですね。
> naitoh_r> ところで、SP2 か SP3 で修正したのは、OS なんでしょうか? それとも
> naitoh_r> お絵描きツールなんでしょうか ^_^.
>
> さあ? どっちでしょう(^_^;)
(^_^;)
> naitoh_r> なるほど。NT については了解です。
> naitoh_r> しかし、キャッシュをフラッシュするタイミングで同期をとっているとすると、
> naitoh_r> アプリケーションにとってはあまりメリットがないですね。
> naitoh_r> 結局、アプリケーションが書き込んだつもりの情報が物理ディスクでは存在し
> naitoh_r> ないことが有り得るわけですから。。。
>
> しかし、アプリケーションが書き込んだつもりといっても、
> システムクラッシュしたらつもりの情報も保存されません
> から。あとキャッシュのフラッシュくらいのAPIはあります。
>
write システムコールが終了した時点でディスクに書き込むことが保証されて
いれば、システムクラッシュで書き込んだつもりのデータがなくなっていると
いうことがなくなります。
(ただ、これは結局 DOS のやり方で、速度が遅くなってしまいそうですが)
で、NTFS では、そこまでできずにファイルシステム内部の整合性のみにとど
まっているということを指摘したいわけです。
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