[b-free 34] Re: B-free カーネル 0.0.11 (IBM PC 版 )

ISOYAMA Takashi (isoyama@orient.co.jp)
Fri, 26 Jul 1996 13:45:00 +0900

磯山です。

B-Freeカーネルを、

IBM PC750 P-100(6883-J8P) メモリ32MB
IBM ThinkPad 535 メモリ24MB

の2機種で起動実験を行い、2台とも成功しました。
報告します。

当たり前の話ですが、SELF環境ができると、ノートパソコン
でB-Freeをデモできるわけですね。なんか、わくわくしました。

また、その際の、FDの作り方をメモしましたので、
参考にしてください。

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B-Free Kernelの試し方
MS-DOS(Windowsマシン)編
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必要なもの

・新しいFDを2枚
・gzip.exe
・rawrite.exe

手順

(1)ファイルを入手する
B-Free Projectオフィシャルホームページから、最新の『BOOT FDイメージ』
と『カーネルイメージ』を入手します。B-Free Kernelを動かすには、この2つ
のファイルが必要です。ファイルサイズが小さいので、転送時間は一瞬で終わ
ると思います。
96/07/26現在、それぞれのファイル名は、『bootimage-1996.07.26.gz』
『btron-1996.07.26.gz』となっています。
ftpを利用する場合、
ftp://b-free.orient.co.jp/pub/B-Free/binary/IBM-PC/bootimage-1996.07.26.gz』
ftp://b-free.orient.co.jp/pub/B-Free/binary/IBM-PC/btron-1996.07.26.gz』を
入手します。
ロングファイル名の使えない環境の場合、それぞれ『BOOTIM~1.GZ』『BTRON-~1.GZ』
という名前にリネームされてしまいます。

(2)ファイルを展開する
それぞれのイメージファイルは、gzipで圧縮されています。展開するために、
gzip.exeを入手しましょう。gzip.exeは、『インターネットマガジン』等のCD-ROM
にも添付されています。それを利用するのが手軽でよいと思います。
gzip.exeを入手したら、コマンドプロンプトから、

A>gzip -d bootim~1.gz [ret]

と打ち込みます。すると、『bootim~1(拡張子なし)』というファイルができます。
これがBOOT FDのイメージファイルです。元のファイル(BOOTIM~1.GZ)は消えてしま
います。
再びコマンドプロンプトから、

A>gzip -d btron-~1.gz [ret]

と打ち込むと、『btron-~1』というファイルができます。これがカーネルイメージ
ファイルです。これもまた、元のファイル(BTRON-~1.GZ)は消えてしまいます。

(3)新しいFDを2枚用意する
1.44MのFDを2枚用意し、フォーマットします。

(4)イメージファイルを、FDに書き込む
2つのイメージファイルをFDに書き込むために、『rawrite.exe』というプログラム
を使います。このプログラムは、linuxのinstall用CD-ROM等に入っていますので、探
してみてください。
まず、FDをドライブに入れ、コマンドプロンプトから、

A>rawrite bootim~1 a [ret]

と打ち込みます。すると、BOOT FDイメージファイルがFDに書き込まれます。FDへの
アクセスが止り、Done.と表示されたら書き込み終了です。
再びコマンドプロンプトから、

A>rawrite btron-~1 a [ret]

と打ち込むと、カーネルイメージファイルが、FDに書き込まれます。これで2枚のFDが
完成しました。いよいよB-Free Kernelを立ち上げましょう。

(5)B-Free Kernel起動!
BOOT FDイメージファイルの入ったFDをセットして、PCをリセットします。しばらく
すると、BTRON/386の起動メッセージが現れ、『boot>』のプロンプトを出して一旦止り
ます。
その状態のままFDを取り出し、カーネルイメージファイルの入ったFDに差し替えま
す。FDを差し替えたら、『boot>』プロンプトに対して、『boot』と打ち込み、リター
ンキーを叩きます。
その後、カーネルイメージをFDから読み込み、B-Free Kernelが起動します。起動す
ると、『init>』のプロンプトが出ます。

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isoyama@orient.co.jp (磯山卓志)