仮身名や実身名長、実身名へのTAD図形導入など、いろいろな話題が出て
いますが、私の見解は以下の様になります。
●長い実身名を許すか
許す。
サイズはかなり長い所までを許容する。後述のTAD図形をシンボルとして
含ませる場合を考えると、32×32ドット256色のデータでは、ビットマ
ップだけでも1024バイトとなる。したがって、少なくとも数10Kバイト
以上は必要。
ある一定値(例えば現行にあわせて20文字40バイト)がスタンダードな
値であるが、ユーザが望むのなら延長を可能とする。延長分は実身レコード中
に格納される。
ユーザインタフェースは特に区別しない。
実身名が長くなるに比例して処理時間が増えるのは許容するが、スタンダー
ド値以下の場合の処理時間に悪影響が出ない様な実装を指向する。
長い実身名を付けるかどうかは、使う人が拘るだけの瑣末な話しで、それが
内容と重複するかどうかは、OSからはどうでも良い。短い実身名が好きな人
は短いままで、長い実身名を使いたい人はそれなりの名前を付ける。
●実身名中にTADを許すか
許す。←転向しました。
外字を使わない環境におけるロゴマーク利用などは、使う人の好みを尊重す
る。
パス名への対策として、TADデータをTAD通信時と同様な方法で文字列
にエンコードして、実身名として格納する方法を取ってはどうかと考える。
●ローカルコードの導入
不可。
TRONのポリシーに関わる重大問題のため、少なくともこのメーリングリ
スト内のみで議論出来る件ではないと考える。
●仮身名
不可。
前述の実身名中のTADデータと同様なケースを考えると、仮身名も長くな
ると思われる。仮身に対する情報長が可変長になったばあい、マイクロカード
の様なアプリケーションでは不都合が生じる。
一つの実身に対して、場面に応じた名前を付けたいという要望に対しては、
「実身名表示範囲を任意指定する属性を追加する」方法をとる。
実身名長について、低い数値で制限を設けるのは良くないと考えます。
真鍋 裕一 NBG02534@niftyserve.or.jp