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[b-free: 778] Re: ハイパーテキスト



■ [b-free: 777] Re: ハイパーテキスト
□ Hidekazu SHIOZAWA / 塩澤秀和<shiozawa@myo.inst.keio.ac.jp> さんへのお返事

     岩間です。

■ Hidekazu SHIOZAWA / 塩澤秀和 さんのメールからの引用です
□ただ,その本は読んでないんですが,テッドネルソンの書いたものを
□読むと,彼は,他の文書の引用というものをどう考えているのかな,
□と思うことがあります.文脈ってものがあるから,単純に
□張り込むだけじゃ,文章としてつながらないと思うのですが.

     えっと、ここら辺は、あまり深く考えないでもいいんじゃあない
    ですかねぇ。記述的な話として書いているだけで、それをどのよう
    に利用するかは、ユーザーにまかされているのですよね?

     あと、他の文書を含むことを「トランスクルージョン」という言
    葉を使って表現していることがあります。このトランスクルージョ
    ンが「引用」とか「張り込む」とかっていうのを意味しているんで
    す。つまり、「他の文書の引用」っていうのは、「トランスクルー
    ジョン」のことだと思って読むと、理解しやすいと思います。シス
    テム側では、「その所有者が誰か」ということ違いがないのですか
    ら。

     具体的な使い方になると、章・節単位で並べ替えてみるとか、あ
    る節だけ書き直したものにするとか、そういった使い方ができます。
     また、トランスクルージョンされた文書というのは、基本的には、
    そうでない部分と区別が付かないものですから、直接変更が可能と
    いうことになっています。文書は常にバージョン管理されるので、
    必要とする時点の物に戻すことができます(固定もできる)。

     まぁ、テッド・ネルソンの話って、彼独特の世界観があるんで、
    わかりにくいですよねぇ。でも、その世界観って、すごく好きなん
    です。


     そうそう。トランスクルージョンって、バージョン管理と対になっ
    て考えないと、どんな意味があるのか分からないものになってしま
    うのですが、これは、実身仮身についても言えるではないかな?
     実身仮身に限らず、OLEやハイパーテキストの話には、この点
    が抜けているのが非常に気になるんです。

        本当に、最新の情報を必要としているのか

    これって、大切な事だと思いませんか? この点からも、バージョ
    ン管理の必要性を感じています。

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