[b-free: 73] B-Free News letter No.12

長谷川 徹 (NBF01763@niftyserve.or.jp)
Sun, 08 Jan 1995 10:49:00 +0900

 先日(昨年だ!)行われたカーネルグループミーティングの議事録です。
決定事項のみ記してますので内容は短くみえますが、実際の議論は大変白熱
したものだったことを付け加えておきます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
B−FREE 第1回 中心核+周辺核グループ・ミーティング議事録
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

日時:94年12月23日 場所:五反田文化センタ 第1会議室
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

参加者
内藤 藤井 長谷川 木元 藤永 吉村 青木(記) (順不同 敬称略)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

議事内容
1.B−Free OSの構造の再確認
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

1.B−Free OSの構造の再確認
 第1回ミーティング資料(アーキテクチャ案)をベースにし、B−Free
OSの構造について再確認を行った。確認された項目は以下の通り。

・リングレベルは2段階とする。
 これは、68系の様にリングレベルが2段階までしかサポートされていない
 CPUへの移植性を考慮したものである。

 2段階以上ある場合(80386など)
  レベル0 中心核と、デバイスドライバの1部
  レベル3 周辺核・外殻・アプリケーション

・アプリケーション(レベル:3のプログラム)が中心核(ITRON)を直
 接呼び出すことは禁止し、必ずBTRONシステムコールを経由するものと
 する。ただし、周辺核は例外で、このような制限は無い。

・将来の機能拡張(ネットワーク対応、レコードマップ、メモリマップトファ
 イル、等)の際に障害とならない様な設計が必要。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以上です。補足などありましたら、お願いします。
                          電脳丸三郎太こと
                          長谷川 徹