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[b-free: 1668] Re: Compilerのしくみ本



 ウェルビーンの鈴木と申します。

Kanada@apsco.co.jp wrote:

> UnixUser7月号に、『Compiler のしくみ』という書籍が、
> 紹介されています。、
> なかなかいい本の様ですし、価格もまあまあではないでしょうか
> A6 194P \3500 朝倉書店 発行 渡邊(辺)坦著となっています。
> 結構いいかなぁと思っていますが、ご存知の方いますか?

 書店に行ったのですが、シリーズの前後だけあって、
その巻(7巻?)だけがなかった、、、。

 その本を読んでないのですが、194ページというと
上向き構文解析については「さらりと流す」程度の記述
な気がします。それはそれでいいと思いますが、もし上
向き構文解析について本格的に解説してあるものを読も
うとする(Bisonの仕組みなどを知りたい)向きには

 プログラミング言語処理系
  著者:佐々政孝/岩波書店/500ページくらい

が赤ドラゴン以外での私のお勧めです。

 200ページ程度でミニコンパイラのソースまで記載
されている書籍には

 コンパイラ
  著者:中田育男/オーム社/180ページ
 ヴィルトのコンパイラ構成法
  著者:ニクラウス・ヴィルト/アジソンウェスレイ/219ページ
 ハイクラスC言語
  著者:末石吾朗・小林優/技術評論社/248ページ

がいいかなぁ、、と思います。

 あと、ちょっと変わり種なのは

 Structure and Interpretation of Computer Programs
  Harold Abelson, Gerald Jay Sussman Julie Sussman
  /MIT press/500pages

です。前は日経マグロウヒルから邦訳が出版されてい
たのに出版社がつぶれてしまって、日本語版が入手で
きなくなってしまいました。買っておけばよかったと
後悔しきり。
 基本的にはLISP/Schemeの解説なのですが、コンパイ
ルとインタプリトの混在の処理に唸りました。

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