[b-free 245] Re: My thought of B-Free s structure

Naitoh Ryuichi (night@bfree.rim.or.jp)
Sun, 02 Mar 1997 01:03:52 +0900

隆一です。

From: Hidetosi Ochiai <h953046b@ice.nuie.nagoya-u.ac.jp>
Subject: [b-free 239] Re: My thought of B-Free s structure
Date: Sat, 1 Mar 1997 01:31:25 +0900
Message-ID: <9702281631.AA10218@iceas1.ice.nuie.nagoya-u.ac.jp>

> こんにちは、落合です。
>
> (内藤さん)
> | > そこで私は思うのです。
> | > Linux のカーネルを改造して中心核・周辺核に、
> | > X をデバイスドライバとして利用して外殻にしてはどうか。
> |
> |X をデバイスドライバとして利用するというのがイメージが湧かない
> |のですが、どういうことを意味しているのでしょうか?
>
> すみません、私の説明が悪くて。わたしは、
>
> (林さん)
> | 私は、ディスプレイプリミティブが自分では描画せずに対応するXlibの
> |関数を呼び出すように実装されるような状況を思い浮かべましたが。
>
> という意味で書きました。

了解です。
たしかにこの方法は、X がユーザ空間にあるのでデバッグがやりやすいように
思います。

> X の描画の機能を使えばだいぶ楽できますし、
> 他のマシンで X サーバを動かしてそちらで表示すると
> 楽しい(?)しデバグがやりやすい(?)かもしれません。

他のマシンと通信するのには TCP/IP を動かす必要があるので、
難しいような。。。

> 以前、Windows 上で BTRON が実装できないものかと、
> 考えたことがありました。(空想ばっかりやってるんですよ、私は)
> Windows だとほとんどの周辺機器が使えますから便利です。
> 描画関係は何とかなりそうですが、メモリ管理や
> プロセス管理になると Windows 内部に関わってくるので
> 難しいのでは、と思いました。
> あと、ファイルシステムですが、普通のツリー状のファイルシステムの
> 上に実装するとしたら、BTRON の実身1つに Windows の
> ファイルを1つを対応させて、そのファイルの名前を
> BTRON のファイル ID の番号にして、特定のディレクトリ上に
> ファイルをためていく、というのを考えました。
> あと、100MB くらいのでかいファイルを1つのディスクと見なして、
> そこに BTRONのファイルシステムを構築する、というのも
> 考えました。(Windows の DblSpace みたいな感じですね)
>
> Windows は MSDN に入ってないとデバイスドライバや
> 仮想デバイスドライバが作れないし、
> バージョンアップするところっと構造が変わったりするので
> 難しいですね。

Windows を使う場合だとカーネルに手が入れられないので、BTRON API をライ
ブラリ化するなど、ユーザアプリケーションを細工するしかないでしょうね。
(フリーの Windows をやろうとしている動きはあるみたいですが。。。)

> その点、Linux や FreeBSD などはソースがあって
> いいです。

まぁ、そうなんですが Linux だと変更の頻度が多いので、構造が変わるとい
う悩みはやっぱりあります。むしろ、フリー OS だと以前との互換性をとらな
くてもいいという考えもあるので、Windows よりも大きく変更される場合も
ありますし。。。
有名な話だと BSD の 4.3 版から派生していた *BSD が、基本構造を大幅に変
わった BSD 4.4 に変更したということもありましたね。
(このときは、仮想記憶関係が総とりかえだったと思います(Mach の仮想記憶
方式に変更した))

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内藤隆一 (ggc00661@niftyserve.or.jp/night@bfree.rim.or.jp)