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Windows で Python を使う

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Unix プラットフォームで Python を使う

最新バージョンの Python の取得とインストール

Linux

ほとんどの Linux ディストリビューションでは Python はプリインストールされており、 それ以外の Linux ディストリビューションでも パッケージとして利用可能です。 しかし、ディストリビューションのパッケージでは、利用したい機能が使えない場合があります。 最新版の Python をソースから簡単にコンパイルすることができます。

Python がプリインストールされておらず、リポジトリにも無い場合、ディストリビューション用の パッケージを簡単につくることができます。以下のリンクを参照してください。

FreeBSD と OpenBSD

  • FreeBSD ユーザーは、 Python のパッケージを追加するために次のようにしてください。

    pkg_add -r python
    
  • OpenBSD ユーザーはこうです。

    pkg_add ftp://ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/4.2/packages/<アーキテクチャ>/python-<バージョン>.tgz
    

    たとえば、 i386 ユーザーが Python 2.5.1 を取得するには、次のようにします。

    pkg_add ftp://ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/4.2/packages/i386/python-2.5.1p2.tgz
    

OpenSolaris

OpenSolaris に最新版の Python をインストールするには、 blastwave (http://www.blastwave.org/howto.html) をインストールして、プロンプトから “pkg_get -i python” とタイプしてください。

Python のビルド

If you want to compile CPython yourself, first thing you should do is get the CPython を自分でコンパイルしたい場合、最初にするべきことは ソース を取得することです。 最新リリース版のソースか、新しい チェックアウト をダウンロードすることができます。

ビルド手順は通常次のステップで構成されます。

./configure
make
make install

configure のオプションと特定の Unix プラットフォームにおける注意点は Python のソースツリーのルートにある README の中に細かく記載されています。

警告

make installpython バイナリを上書きまたは覆い隠すかもしれません。 そのため、 make install の代わりに exec_prefix/bin/pythonversion しかインストールしない make altinstall が推奨されます。

Python に関係するパスとファイル

ローカルインストールの慣習による違いを扱うために、 prefix (${prefix}) と exec_prefix (${exec_prefix}) はインストール依存で、 GNU software によって解釈されます。これらは同じかもしれません。

例えば、ほとんどの Linux システムでは、デフォルトでは両方が /usr です。

ファイル/ディレクトリ 意味
exec_prefix/bin/python インタプリタの推奨される場所
prefix/lib/pythonversion, exec_prefix/lib/pythonversion 標準モジュールを格納するディレクトリの、 推奨される場所
prefix/include/pythonversion, exec_prefix/include/pythonversion Python 拡張や Python の埋込みに必要となる include ファイルを格納するディレクトリの 推奨される場所
~/.pythonrc.py user モジュールによって読み込まれる、 ごとの初期化ファイル。デフォルトでは、 ほとんどのアプリケーションは利用しません。

その他

Python スクリプトを Unix で簡単に使うために、例えば次のようにして、 そのスクリプトを実行ファイルにし

$ chmod +x script

そして適切な shebang 行をスクリプトの先頭に置きます。 たいていの場合良い方法は

#!/usr/bin/env python

で、 PATH 全体から Python インタプリタを探します。 しかし、幾つかの Unix は env コマンドをもっていないので、 インタプリタのパスを /usr/bin/python のようにハードコードしなければ ならないかもしれません。

シェルコマンドを Python スクリプトから使うには、 subprocess モジュールを参照してください。

エディタ

Vim と Emacs は Python をよくサポートした、素晴らしいエディタです。 これらのエディタで Python のコードを書く方法についての詳しい情報は、 次の場所を参照してください。

Geany はたくさんの言語をサポートした素晴らしい IDE です。 さらなる情報は、 http://gean.uvena.de/ を読んでください。

Komodo edit も非常に良い IDE です。これもたくさんの言語をサポートしています。 さらなる情報は、 http://www.activestate.com/store/productdetail.aspx?prdGuid=20f4ed15-6684-4118-a78b-d37ff4058c5f を読んでください。