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36.13. resource — リソース使用状態の情報

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36.15. syslog — Unix syslog ライブラリルーチン群

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36.14. nis — Sun の NIS (Yellow Pages) へのインタフェース

プラットフォーム: Unix

nis モジュールは複数のホストを集中管理する上で便利な NIS ライブラリを薄くラップします。

NIS は Unix システム上にしかないので、このモジュールは Unix でしか利用できません。

nis モジュールでは以下の関数を定義しています:

nis.match(key, mapname[, domain=default_domain])

mapname 中で key に一致するものを返すか、見つからない場合にはエラー (nis.error) を送出します。 両方の引数とも文字列で、 key は 8 ビットクリーンです。 返される値は (NULL その他を含む可能性のある) 任意のバイト列です。

mapname は他の名前の別名になっていないか最初にチェックされます。

バージョン 2.5 で変更: domain 引数で参照するNISドメインをオーバーライドできます。 設定されない場合にはデフォルトのNISドメインを参照します。

nis.cat(mapname[, domain=default_domain])

match(key, mapname)==value となる keyvalue に対応付ける辞書を返します。 辞書内のキーと値は共に任意のバイト列なので注意してください。

mapname は他の名前の別名になっていないか最初にチェックされます。

バージョン 2.5 で変更: domain 引数で参照するNISドメインをオーバーライドできます。 設定されない場合にはデフォルトのNISドメインを参照します。

nis.maps()

有効なマップのリストを返します。

nis.get_default_domain()

システムのデフォルトNISドメインを返します。

バージョン 2.5 で追加.

nis モジュールは以下の例外を定義しています:

exception nis.error

NIS 関数がエラーコードを返した場合に送出されます。