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37.2. MacOS — Mac OS インタプリタ機能へのアクセス

プラットフォーム: Mac

このモジュールは、Python インタプリタ内の MacOS 固有の機能に対するアクセスを提供します。例えば、インタプリタのイベントループ関数などです。十分注意して利用してください。

警告

このモジュールは 3.0 で削除されます。

モジュール名が大文字で始まることに注意してください。これは昔からの約束です。

MacOS.runtimemodel

Python 2.4 以降は常に 'macho' です。それより前のバージョンの Python では、古い Mac OS 8 ランタイムモデルの場合は 'ppc' 、 Mac OS 9 ランタイムモデルの場合は 'carbon' となります。

MacOS.linkmodel

インタープリタがどのような方法でリンクされているかを返します。拡張モジュールがリンクモデル間で非互換性かもしれない場合、パッケージはより多くの適切なエラーメッセージを伝えるためにこの情報を使用することができます。値は静的リンクした Python は 'static' 、Mac OS X framework で構築した Python は 'framework' 、標準の Unix 共有ライブラリ (shared library)で構築された Python は 'shared' となります。古いバージョンの Python の場合、Mac OS 9 互換の Python では 'cfm' となります。

exception MacOS.Error

MacOS でエラーがあると、このモジュールの関数か、Mac 固有なツールボックスインターフェースモジュールから、この例外が生成されます。引数は、整数エラーコード(OSErr 値)とテキストで記述されたエラーコードです。 分かっている全てのエラーコードのシンボル名は、標準モジュール macerrors で定義されています。

MacOS.GetErrorString(errno)

MacOSのエラーコード errno のテキスト表現を返します。

MacOS.DebugStr(message[, object])

Mac OS X上では、文字列を単純に標準出力に送ります (古いバージョンの Mac OSでは、より複雑な機能が使用できました)。しかし、低水準のデバッガ (gdb など) 用にブレークポイントを設定する場所も適切に用意しています。

ノート

64ビットモードでは使用できません。

MacOS.SysBeep()

ベルを鳴らします。

ノート

64ビットモードでは使用できません。

MacOS.GetTicks()

システム起動時からのチック数(clock ticks、1/60秒)を得ます。

MacOS.GetCreatorAndType(file)

2つの4文字の文字列としてファイルクリエータおよびファイルタイプを返します。 file 引数はパスもしくは、 FSSpecFSRef オブジェクトを与える事ができます。

ノート

FSSpec は64ビットモードでは使うことができません。

MacOS.SetCreatorAndType(file, creator, type)

ファイルクリエータおよびファイルタイプを設定します。 file 引数はパスもしくは、 FSSpecFSRef オブジェクトを与える事ができます。 creatortype は4文字の文字列が必要です。

ノート

FSSpec は64ビットモードでは使うことができません。

MacOS.openrf(name[, mode])

ファイルのリソースフォークを開きます。引数は組み込み関数 open() と同じです。返されたオブジェクトはファイルのように見えるかもしれませんが、これは Python のファイルオブジェクトではありませんので扱いに微妙な違いがあります。

MacOS.WMAvailable()

現在のプロセスが動作しているウィンドウマネージャにアクセスします。例えば、Mac OS X サーバー上、あるいは SSH でログインしている、もしくは現在のインタープリタがフルブローンアプリケーションバンドル(fullblown application bundle)から起動されていない場合などのような、ウィンドウマネージャが存在しない場合は False を返します。

MacOS.splash([resourceid])

リソース id でスプラッシュスクリーンを開きます。スプラッシュスクリーンを閉じるには resourceid 0 を使います。

ノート

64ビットモードでは使用できません。