Pre-Alpha(030723)のリリースノート

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サポート

現状ではBBSでのみのサポートとなっています。
ご不明な点等はBBSでご質問ください。

Pre-Alpha ビルド

動作の安全性が確認されていないため動作時はシステムの挙動に十分気を払ってください。

インストール手順

1.ブートディスクの作成

(※ブートディスクをお持ちの方はこの章を飛ばしてください。)
使い慣れたソフトを使用し、CDRまたはRWメディアにISOイメージからブートディスクを作成してください。
作成に使用するソフトウェアは使い慣れたもので構いません

2.コンピュータの設定

使用するコンピュータをCDドライブから起動できるように設定します。
2台以上のCDドライブがある場合、使用予定のCDRWドライブを上位にしてください。
MasterとSlaveにCDドライブがある場合、Masterに接続するという意味です。

3.インストール

ブートディスクをCDRWドライブに挿入し、電源を投入します。
Boot:のプロンプトが表示されたら何も入力せずにEnterを押してください。
しばらくするとインストールかどうかを問うメッセージが表示されるので"I"を入力しEnterを押下します。

256MB以上RAMが搭載されていないとインストールできません。あるなら続行してください
最初のステップでは220MBあるシステムのイメージをRAMに転送します。
完了したらトレイが開きますのでシステム用CDRWと入れ換えてください。
入れ換えたらCDRWの書き込み速度を入力してEnterを押してください。この作業には短くとも数十分かかります。
この間キーに触れないよう注意してください!
終了したらEnterを押してインストールを続けます。ここでCDRWはパケットライト用にマウントされます。
このあとシステムのイメージを展開しながらCDRWに転送します。これにもかなり時間がかかるでしょう。
コピーが終了したらバッファとCDRWを同期させます。これでインストール作業は完了です。
リセットボタンを押すか、電源を切るなどの方法で強制的にシャットダウンしてください。

4.初回起動時の設定

起動するとログインプロンプトが表示されます。最初はrootでログインしてください。
o2 login: root
Password: o2
passwordはセキュリティのため入力しても表示されません。
ログインが完了すると
#
と表示されるので、一般ユーザを追加するために
# adduser
と入力してください。(# はroot、 $ や % は一般ユーザでの操作を表します。)
ほとんどの項目はデフォルトで問題ないので、画面の指示に従っていけば追加できます。
ただし、 user's WM ? [afterstep]
という質問に対しては O2 にAfterSetpがインストールされていないため
KDEの "4" を回答してください。終了すると同じように
#
が表示されます。
ここでexitしてもログインプロンプトに戻らないので、放置して先にすすんでください。

5.一般ユーザでのログイン

AltとF2を同時に押すと別のログインプロンプトが表示されます。
O2の標準設定ではF1からF6にプロンプトを起動する設定になっています。
ここで先ほど登録したユーザ名を使いログインしてください。
o2 login: user
password:
ログインできれば導入に必要な一通りの設定は完了です。

Xの起動

標準の設定ファイルに多くの環境で美しい表示ができるような設定が行われています。
具体的にはVESAドライバでXGAの表示を行う設定です。
しかし、この設定では満足できなかったりモニタなどに損傷をあたえるかもしれません。
設定を変更する場合はrootで/etc/X11/XF86Configを編集するか、xf86configを起動してください。
最近の環境ならほとんど問題ないでしょう。一般ユーザになり、At your own riskでstartxと入力してください。
遅くとも1分以内にKDEの起動を知らせる画面が表示されるはずです。

表示されない場合、原因としてもっとも考えやすいのがUSBマウスを使用しているということです。
USBはモジュールを手動でロードし、/dev/mouseへのリンクを張り直す必要があります。
分からない人はとりあえずPS/2マウスを接続してください。

シャットダウン

十分に楽しめたでしょうか。
Linuxなど多くのOSはディスクのアクセスを高速化するため、書き込み要求があったらその場で書き込まず
一度メモリにデータを貯めて、後でまとめて書き込むことにしています。
一般的にシャットダウン(halt)する際それらを強制的に同期するのですが、
O2 linuxではinittabを使用していないためhaltコマンドが動きません。

KDEを動かしている場合、Alt+F2を押してsyncというコマンドを実行し、
ディスクへのアクセスがなくなったことを確認したら物理的に電源スイッチを押して
電源を落としてください。
コンソールの場合もsyncコマンドを実行し、電源を切ることになります。
現状、haltコマンドを実行することは逆に危険です。

カスタマイズ

O2 linuxには開発環境がインストールされています。
必要なプログラムはソースをもらってきてコンパイルしてください。
そのためには大きなテンポラリ領域が必要になりますので、tmpfsの使用を推奨します。
まずrootになり、
# mkdir -o size=128M -t tmpfs tmofs /home/tmp
# chmod 777 /home/tmp
# mount -t tmpfs tmpfs /home/tmp
/home/tmpにソースファイルをダウンロードし、展開してコンパイルできます。
size=でサイズを設定できますが、物理メモリ量に近過ぎる(もしくはそれ以上の)
tmpfsを作成することは危険です。せめて物理メモリが96MBは残る容量に設定してください。