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配布パッケージを好きな場所に展開します。
/usr/local
の下に kagetaka
というディレクトリで展開する例を示します。cd
コマンドでディレクトリを移動した後、配布パッケージを展開し、バージョン番号付きのディレクトリ名をリネームし、kagetaka
だけにします。
$ cd /usr/local
$ tar xzvf kagetaka-*.tar.gz
$ mv kagetaka-* kagetaka
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環境変数
KAGETAKA_HOME
を設定します。
sh, bash, ksh などの場合:
$ KAGETAKA_HOME=/usr/local/kagetaka
$ export KAGETAKA_HOME
csh, tcsh などの場合:
> setenv KAGETAKA_HOME /usr/local/kagetaka
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環境変数
JAVA_HOME
が設定されているか確認します。
$ printenv JAVA_HOME
これで何も表示されない場合は、JAVA_HOME を設定する必要があります。
sh, bash, ksh などの場合:
$ JAVA_HOME=/opt/java/j2sdk-1.4.1
$ export JAVA_HOME
csh, tcsh などの場合:
$ setenv JAVA_HOME /opt/java/j2sdk-1.4.1
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実行するには、
bin/kagetaka.sh
を実行してください。
$ /usr/local/kagetaka/bin/kagetaka.sh
kagetaka.sh
へのリンクを /usr/local/bin
などに作成しておくと、パスを指定しなくても実行できるようになります。
root ユーザで:
$ ln -s /usr/local/kagetaka/bin/kagetaka.sh \
/usr/local/bin/kagetaka
この様にしておくと、コマンドラインから kagetaka
と打つだけで起動できるようになります
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2 と 3 で行った環境変数の設定は、ログアウト(ターミナルを終了)すると元に戻ってしまうので、シェルの設定ファイルに書いておくと便利です。
・個人毎に設定する場合
sh, ksh => ~/.profile
bash => ~/.bashrc または ~/.profile
csh => ~/.cshrc
tcsh => ~/.tcshrc または ~/.cshrc
・システム全体で設定する場合
sh, ksh, bash => /etc/profile
csh, tcsh => /etc/cshrc
これらのファイル名(特に /etc
の下のやつ)は OS の種類やバージョン、ディストリビューションにより違うかもしれません。各 OS のマニュアルを参考にしてください。ちなみにこれらのファイルを修正した場合は、ログインし直さないとダメですよ。