静的ビルド

共有ビルド版のみを作るのであれば、この作業は不要です。

静的ビルド版を作る方法については以下を参照してください。

大雑把にいえば

$ ./configure -static <その他の引数>

$ make sub-src

ライブラリをビルドすることになるので時間がかかります。

静的ビルドされたかどうかを判断するには、実行可能ファイルが依存するファイルを調べて、その中に Qt の共有ライブラリが含まれていないことを見ます。

表 B.3. 共有ライブラリと拡張子

OS拡張子
Linuxso
Mac OS Xdylib
Windowsdll

注意

ただし、so ファイルの場合は libstdc++.so.6 のようにファイル名の最後にバージョン番号が付けられることがよくあります。

Linux 上で cueplot が依存するファイルを調べるには ldd コマンドを使います。

$ ldd cueplot

Cygwin を用いて Windows 上で cueplot.exe が依存するファイルを調べるには cygcheck コマンドを使います。

$ cygcheck cueplot.exe

Mac OS X 上では otool -L を利用します。

$ otool -L Cueplot.app/Contents/MacOS/Cueplot