Microsoft Speech Platform のMS Haruka と Aozoravoice2 のインストール
はじめに Microsoft Speech Platform とは
Microsoft Speech Platformとは、Microsoft Office 2010
等において
読み上げ機能を追加するためのモジュールです。
http://office.microsoft.com/ja-jp/onenote-help/HA101825279.aspx
http://blogs.technet.com/b/office2010_jp/archive/2010/05/05/office-2010-jonn.aspx
厳密には、音声合成エンジンSAPI5規格ではありません。5.5相当です。
Microsoft Speech
Platformを使うには、これに合わせてプログラムを作り変えるか、
別紙で紹介するSAPI5化をすることによって、大体のSAPI5規格の読み上げソフトが使えるようになります。
Microsoft Speech Platform
11.0が平成23年9月1日に発表されたようです。
10.2と11.0とのの大きな変化は、PRON タグに対応した事と、音質の向上です。
http://denspe.blog84.fc2.com/blog-entry-144.html
http://denspe.blog84.fc2.com/blog-entry-145.html
0 Microsoft Speech Platform 10.2をインストールした方は削除します。
(1)Microsoft Speech PlatformをSAPI5化した方は、SAPI5化を解除します。
同梱しているSAPI5化の MS
Haruka SAPI5解除 ver10.2.reg を右クリックし「結合」します。
(2)コントロール・パネルのプログラムの追加と削除から、
Microsoft Server Speech Text to Speech
Voice(jp-JP.Haruka)、
Microsoft Server Speech Platform Runtime
の順に削除します。
1 Microsoft Speech Platform 11.0の MS Haruka のインストール
(1)Win XPの方は、Microsoft .NET Framework 3.5をインストールして下さい。
もし、Microsoft
.NET Framework2.0以上を入れている方は必要ありません。
また、Win VistaやWin 7はMicrosoft .NET
Framework2.0以降が入っているので、
インストールの必要はありません。
Microsoft .NET Framework 3.5 Service pack 1 (Full Package) - 日本語
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=D0E5DEA7-AC26-4AD7-B68C-FE5076BBA986
<注意>
WinXPは動作環境ではありませんが、Microsoft .NET
Frameworkをインストールする事によって
動くようになります。尚、マイクロソフトが認めている訳ではないので、自己責任の上でお使い下さい。
参考 Microsoft Speech Platform の日本語音声合成エンジン
http://denspe.blog84.fc2.com/blog-entry-103.html
(10.1)
http://denspe.blog84.fc2.com/blog-entry-144.html
(11.0)
また、Microsoft .NET Framework
3.5をインストールにもの凄く時間が掛かる為、
インストールをしつつ、Aozoravoice2のインストールを途中までやって下さい。
LAMEを入れて、場所を移動させる所までは出来ます。
(2)Microsoft Speech Platform - Server Runtime (Version 11.0)
をインストールして下さい。
http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=27225
32bit OSの方は『
x86_SpeechPlatformRuntime\SpeechPlatformRuntime.msi』です。
また、64bit OSの方は、『 x64_SpeechPlatformRuntime\SpeechPlatformRuntime.msi
』と
『
x86_SpeechPlatformRuntime\SpeechPlatformRuntime.msi』の両方をインストールして下さい。
32bit対応のアプリを使う場合は、『
x86_SpeechPlatformRuntime\SpeechPlatformRuntime.msi』を
インストールする必要がある為、64bitOSの方は両方インストールする必要がある訳です。
(3)Microsoft Speech Platform - Server Runtime Languages (Version 11.0)
をインストールして下さい。
http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=27224
MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka.msi これが、日本語のMS Harukaになります。
他の言語については、http://denspe.blog84.fc2.com/blog-entry-105.html
をご覧下さい。
例:英語(US) MSSpeech_TTS_en-US_ZiraPro.msi 高音質版 が新しく加わりました。
2 Aozoravoice2のインストール
最新版で、Microsoft Speech
Platformに対応しましたので、
SAPI5化しなくても使えるようになりました。
http://neu101.seesaa.net/article/236658066.html
(1)Aozoravoice2をDLし、解凍して下さい。
そして、同梱されているreadme.txtを良く読んで下さい。
http://et-dev.main.jp/index.php?AozoraVoice
(2)同梱している設定(config)をaozoravoice2**のフォルダーの中のconfigへ上書きして下さい。
(3)LAMEをDLして解凍し、lame.exeをaozoravoice2**のフォルダーの中に入れて下さい。
http://www.rarewares.org/mp3-lame-bundle.php
(4)Aozoravoice2のソフトを適当な場所へ(邪魔にならない所に)移動させて下さい。
(5)Aozoravoice2の中のaozoravoice2.htaをダブルクリックし、設定画面を起動して下さい。
(6)良く使うであろう設定を『設定の読み込み』で読み込み、<標準設定>として登録して下さい。
(『名前を選択して登録する』の中に<標準設定>があります。)
(7)設定画面の下の方に、音声合成の欄があります。その中に『音声テスト』ボタンがあるので
声が出るかどうか確認します。出なければ、音声を変更して下さい。
(8)声が出ましたら、設定画面を終了させ、setup.wsfを実行します。ショートカット等が作成されます。
(9)短い文(動作確認用)で動作確認を行って下さい。
以上です。お疲れ様でした。
お好みで、分割やボリューム等、変更して下さい。
読み上げソフトを使う上での注意点
(1)読み上げソフトによって、音声ファイルフォーマットを設定する必要があります。
MS Harukaは「16kHz
16Bit」に設定します。(でないと、音が割れます。)
(2)読み上げソフト側でユーザー辞書が用意されていますが、1語については
辞書登録が出来ません。例えば、館を『やかた』と登録した場合、
図書館を『としょやかた』と読んでしまいます。
Microsoft Speech Platformに対応した読み上げソフトです。
Text to Wav (発達障害の読み障害の方の教材として使えるそうです。)
http://noah.ninja-web.net/soft/index.html
棒読みちゃん
http://chi.usamimi.info/Program/Application/BouyomiChan/
和太鼓(発達障害の読み障害の方の教材として使えます。Wordのアドオンです。)
http://www.geocities.jp/jalpsjp/wordaico/wordaico.html%E3%80%82
以上