赤紫蘇2.リファレンス

 aka:sequence 複雑型メンバ


前節では、単純型のメンバに関する定義について、説明をしました。

本節では、クラス型のメンバに関する定義、グループ参照について、説明を加えます。

クラスをメンバとして持つ場合

クラスをメンバとして持つ場合にも、単純型と同様の定義を使用します。

ただし、グループ参照、xs:anyTypeの使用などの特別な用法がいくつかあります。

以下の拡張、制限が適用されます。

拡張

  • タグ名の頭に'&'を使用することで、そのタグは不可視となる。
    すでにleafクラスを定義したクラスをメンバに持つ場合、タグ名を与えずに、定義済みクラスの内容を(デ)シリアライズすることができる。(xs:groupと等価な機能)
  • 定義済みクラスとしてaka::any、aka::any_arrayを用いることができ、ワイルドカード要素の処理を可能とする。

制限

  • set_default()を使用の使用は、単純型のみに制限されており、クラスで定義される複合型には適用されない。

aka::any、aka::any_array型の使用

上記の拡張のうち、aka::any、aka::any_arrayについて、説明を加えます。

aka::any型を使用する場合には、any()を用います。

template<class P>
any(const std::string &tagname, aka::any P::* m); 

aka::any型の配列であるaka::any_arrayを使用する場合、出現頻度指定つきのanyを使用します。

template<class P>
any(const std::string &tagname, aka::any_array P::* m, int minOccurs, int maxOccurs) 

タグ名として、頭に'&'をつけた名前を与えた場合、<xs:any>と同様の機能となり、どのような要素が現れても、aka::any、aka::any_arrayに、書き込まれます。

また、頭に'&'をつけない場合、型として、xs:anyTypeを定義したことになり、名前を与えた要素の内容モデルがワイルドカードとなります。


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