SeparateFields
(clip)
NTSC および PAL ビデオ信号は、フィールドの連続です。しかし、知りうるすべてのキャプチャカードは、1 度に 2 フィールドをキャプチャし、それらのフィールドをインターレース*1(または「ウィーブ」*2)してフレームにします。そのため、キャプチャファイルのフレーム 0 はフィールド 0 とフィールド 1 を含み、フレーム 1 はフィールド 2 とフィールド 3 を含む、といった具合になります。SeparateFields
は、フレームベースのクリップをとって各フレームをその構成要素のフィールドに分離し、2 倍のフレームレートと 2 倍のフレーム数をもつ新しいクリップを生成します。1 フィールド精度で Trim
や Trim に類するフィルタを使用したい場合に役立ちます。
SeparateFields
は、ソースクリップのフィールド順*3情報を使用して、出力の際にどちらのフィールドを最初に配置するかを決定します。もしそれが間違っていた場合は、SeparateFields
の前に ComplementParity
か、AssumeTFF
または AssumeBFF
を使用してください。
バージョン 2.5.6 から、クリップがすでにフィールドベースの場合には、このフィルタは例外を引き起こします。強制的に 2 回分離するには、AssumeFrameBased
を使うとよいかもしれません。2.5.6 よりも前のバージョンは、すでにフィールドベースの素材に対しては何も行いませんでした。
原文 Date: 2006/12/14 22:55:04
日本語訳 $Date: 2008/06/22 07:41:20 $