ShowFiveVersions
(clip1, clip2, clip3, clip4, clip5)
ShowFiveVersions
は、5 本のビデオストリームをとって、左から右へ千鳥配置*1で合成します。このフィルタの唯一の用途(と筆者が考えるの)は、NTSC のプルダウンパターンを見つけるのを支援することです。このようなコードを使って行うことができます:
# 5 つすべてのプルダウンパターンを 1 度に見る DoubleWeave() # 必要ならここでリサイズフィルタを使用してください(下記参照) a = Pulldown(0,2).Subtitle("0,2") b = Pulldown(1,3).Subtitle("1,3") c = Pulldown(2,4).Subtitle("2,4") d = Pulldown(0,3).Subtitle("0,3") e = Pulldown(1,4).Subtitle("1,4") ShowFiveVersions(a,b,c,d,e)
このコードは、どれがどれか識別するためのテキスト付きで 5 つのプルダウンパターンを表示します。次にその映画にざっと目を通して、フレームのブレンドを回避するパターンを選びます(通常のプルダウンでは、実際には同じようにうまくいくパターンが 2 つあります。それがなぜかを理解するには、Pulldown
フィルタのページの図を見てください)。5 つのパターンがどれもうまくいかないなら、プルダウンの中でもひねくれた形式の 1 つを扱っていると考えられます。その場合、PeculiarBlend
を使うといいかもしれません。
ところで、もし高解像度でキャプチャしてから縮小するつもりなら、ほかのところでもおすすめしたように、おそらく上記のコードの DoubleWeave
文の直後に ReduceBy2
や BilinearResize
といったフィルタを置いた方がよいでしょう。DoubleWeave
の前だとうまく機能しませんし、さらに後ろに置くと、ShowFiveVersions
は本当に大きなフレームを生成します。
更新履歴:
v2.56 | YV12 を追加 |
原文 Date: 2005/01/26 22:08:36
日本語訳 $Date: 2008/06/22 07:41:20 $