ImageReader
(string "file", int "start",
int "end", float "fps", bool
"use_DevIL", bool "info", string "pixel_type")
ImageSource
(string "file", int "start",
int "end", float "fps", bool
"use_DevIL", bool "info", string "pixel_type")
ImageReader
は、v2.52 から内蔵されています。WarpEnterprises のプラグイン*1の後継にあたり、いくつかの小さな機能性の変更が行われています。v2.55 の時点で、ImageSource
はいくつかの小さな機能性の変更をともなった同等物です。画像を 1 枚インポートするときは、ImageReader
より ImageSource
の方が高速です。
file: 画像ファイル用のテンプレート。sprintf のシンタックスを使って、フレーム番号に置換される文字列を指定することができます。例えば、ImageWriter
のデフォルトのパラメータによって書き出されたファイルは、"c:\%06d.ebmp" で参照することができます。v2.56 現在、テンプレートが単一のファイルを指す場合、そのファイルが一回読み込まれ、つづいてリクエストされるすべてのフレームに対して返されます。
start (デフォルト 0)、 end (デフォルト 1000): ファイル名の生成に使用される開始番号と終了番号を指定します。start に対応するファイルはつねにクリップにおけるフレーム 0 で、end に対応するファイルはフレーム (end-start) です。生成されるクリップは、(end-start+1) 枚のフレームを持ちます。「end=0」は、ImageWriter
のように「上限なし」を意味しません*2。シークエンスにおける最初のファイル、すなわち「start」に対応するファイルは、clip パラメータが算出されるために存在する必要があります。シークエンスの中で不足しているファイルは、空のフレームに置換されます。
fps (デフォルト 24): 返却されるクリップの 1 秒あたりのフレーム数。v2.55 より前のバージョンでは整数値。
use_DevIL (デフォルト false): false の場合、まず内部パーサを使って (E)BMP ファイルのパースが試行されます。失敗するとすぐに DevIL*3 による処理が実施されます。true の場合、すぐに DevIL による処理にスキップします。ImageReader
の内部パーサによって読み込まれたくない BMP ファイルがある場合にのみ、これを使用する必要があります。
注: Avisynth に同梱されている DevIL バージョン 1.6.6 は、パレットを使用する DIB/BMP*4 タイプのファイルを正しくサポートしていません。これには、8 ビット RGB、モノクロ、RLE8 と RLE4*5 が含まれます。この失敗はつねに壊滅的なため、バージョン 2.5.6 からは、内部の BMP 処置は自動的に DevIL にフェイルオーバー*6しません。これらのファイルタイプに対して DevIL による処理を強制することは、現在のところ、推奨されません。
info (デフォルト false): true の場合、ソースファイル名が各ビデオフレーム上にオーバーレイされます(v2.55 で追加)。
pixel_type (デフォルト "RGB24"): 出力ピクセルフォーマットの指定を可能にします。RGB24 と RGB32 の両方がサポートされています。アルファチャンネルは、RGB32 で、かつ、読み込まれた画像フォーマットに関して DevIL がアルファチャンネルをサポートしている場合にのみ読み込まれます(v2.56 で追加)。
DevIL が使用された場合、生成されるビデオクリップの色空間は RGB です。DevIL が使用されなかった場合は、EBMP のシークエンスが書き出される元になった色空間です(すべての AviSynth フォーマットがサポートされます)。
# デフォルトのパラメータ: AviSynth が元々備えている # 1000 フレームの EBMP シークエンスを(24fps で)読み込む ImageSource() # "100.jpeg" から "199.jpeg" までを # NTSC 方式のクリップに読み込む。 ImageSource("D:\%d.jpeg", 100, 199, 29.97) # 注: v2.56 から浮動小数点数の fps が利用可能 # AviSynth 内蔵の BMP リーダーを使わずに # "00.bmp" から "50.bmp" までを読みとる ImageSource("D:\%02d.bmp", end=50, use_DevIL=true) # 単一の画像を読み込んで、300 回繰り返す ImageSource("D:\static.png", end=300) # v2.56 からさらに高速に
* 「EBMP」は、YUY2 と YV12 の RAW 画像データの保存を可能にする、標準的な Microsoft RIFF 画像フォーマットの AviSynth 拡張です。詳細は、ImageWriter を参照してください。
原文 Date: 2007/05/17 20:56:14
日本語訳 $Date: 2008/06/22 07:41:14 $